学校再開 教職員は生徒にどう接するか(心のケア) | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

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学校再開にあたり、クラスターが発生しないように衛生管理の徹底が求められる。

同時に、生徒の生活面・心のサポートも必要になる。

 

「不安感」が大きいだろう。学習の遅れは大丈夫か、対人関係がどうなっているか、感染するかもしれない……。

 

生徒の様子をしっかりと「観る」ことが第一になるだろう。

落ちこんでいる、元気がない。逆に、異様にハイテンションで落ち着きがない。甘えてくる。怒りやすい。

現れ方はいろいろあるが、とにかくいつもとは違う、というところに気づくか。

 

そして、生徒が話すことを「聴く」。これはカウンセリングの基本。

ただ、生徒が教職員に、自分の内面を語れる信頼関係ができていることが前提だ。

 

生徒の話を「聴く」ためには、まず教職員からのメッセージを発信する。

「私」が、休校中も毎日みなさんのことを心配していた。

「私」は、みなさんの顔が見られて嬉しい。

「私」は、みなさんの休校中の様子について、どんなささいなことでもいいから聴きたい。

 

「私」が受け入れ体制であることを示しておけば、生徒が話をしやすくなり、「聴く」ことにつながっていく。

一人称を主語にした、いわゆる“アイメッセージ”だ。

 

このとき、くれぐれも注意しないといけないのは、教職員がぐいぐいとリードしすぎないこと。

あまりにも熱すぎると、求められる理想の生徒像ができあがってしまい、それを感じた生徒は本音で話せなくなる。

 

教科の授業をいち早く再開したいところだろうが、まずはこういう点から抑えていきたい。

 

そもそも、生活リズムが乱れているだろうから、朝ちゃんと起きて、夜ふかししない、ということも留意せねば。

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