1.四字熟語は、「読み」を覚えるところからスタート
難しい漢字が並んでいるので、先に「書き」をやろうとしてしまう。
でも、文章を読むために、調べるために、「読み」がわからないと前に進まない。
四字熟語は、ふだんとは違う特別な読み方をする漢字があるので注意する。
◆特別な読み方をする四字熟語(例)
一期一会 → いちごいちえ
一日千秋 → いちじつせんしゅう
画竜点睛 → がりょうてんせい
言語道断 → ごんごどうだん
2.漢字の意味を「考える」
四字熟語の辞書的な意味を「丸暗記」するのは、難しい。
漢字は、“表意文字”。漢字の意味を考えて、イメージをつかんで「理解」する。
四字熟語を、二字の熟語+二字の熟語にわけて考える。
◆二字の熟語+二字の熟語にわけて意味を考える四字熟語(例)
異口同音 → 「異口」異なる口で 「同音」同じ音を出す
多くの人が口をそろえて同じことを言うこと。
我田引水 → 「我田」自分の田に 「引水」水を引く
自分の都合のよいようにとりはからうこと。
また、四字熟語ができたときのエピソードを知っておく。
◆言葉ができたエピソードのある四字熟語(例)
朝三暮四…目先の違いにとらわれて、結果が同じであることに気づかない。
サルにエサを与えるとき、
「朝に4つ、夕方に3つやる」
と言うと、サルが(減っていると)怒った。
そこで、
「朝に3つ、夕方に4つやる」
と言うと、サルは喜んだ。
3.覚えたことを「確認」するために書く
回数多く書いたから覚えられるものではない。
何のために書くのか、目的をもって書く。
本当にその漢字が書けるのか、自分でテストをしてみる。
そのために書けば、自分が覚えているのかがかわかる。
また、正しい字で書けているのか、書けば目で確認できる。
自分の書いた字は「正しい」と思い込んでしまう。
見本と丁寧に見比べることが大事。
★ 国語辞典を活用する
国語辞典は漢字や意味を調べるだけではない。
誤りやすい漢字について書いてあるものもある。
また、四字熟語ができたときのエピソードを載せているものもある。
「調べる」だけでなく、国語辞典を「読む」という使い方がいい。
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