宿題を与えるだけで終わっていませんか? | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

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「四字熟語を覚えましょう。覚えたかどうかを確認するための小テストを実施します」

 

どこの学校でもあるあるの風景。

 

生徒からこういう質問がくる。「どうやったら四字熟語が覚えられますか」

 

教員は「書いて覚えなさい」と返答する。

もしかしたら、書くためのワークシートを用意して、宿題にしているかもしれない。

「10回書いても覚えられないなら、20回書きなさい」

 

教員は(とくに教科の専門が教える中高の教員は)、自分が「できる人」だったために、「できない生徒」のことがわからない

最後は「学習の方法なんて、人それぞれだから。自分で見つけるものです」と締めくくる。

 

いや、それは間違えではない。ただ、オーソドックスな方法は教えておいて、一度、それでやらせてみたうえで、そこから生徒各自が自分なりの方法を見つけるのなら話は分かる。でも、いきなり「書いて覚えなさい」「自分なりの方法を見つけなさい」というのは、指導ではない

 

新型コロナウイルスによる臨時休校で、学校の授業時数は絶対的に不足している。

だから、これまでのように何でもかんでも授業で解説したり、演習する時間を取ったり、教え合いをしたり、ということはできなくなるだろう。

 

事前に家庭で予習

   ↓

生徒がつまずいているポイントを授業でアドバイス

   ↓

事後に家庭で復習

 

というサイクルが必要になる。家庭での自学自習が大前提になる。

 

ということは、教員は、これまでのように教科の内容を教えることと同時に、学習の方法をしっかりと教えることが求められるのだ。

 

家庭学習はやってきて当然でしょう、ではなく、その当然を徹底させること、そのための支援として方法を教えること。それを意識していきたい。

 

 

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