授業動画は短く、小間切れで | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

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休校期間中はに授業動画を作っているが、作りながら気づくこともたくさんある。

 

よく言われるのは、動画の時間

 

動画1本の長さは、10分が限界だと思う。スタディサプリの「神授業」を見ても、1つのチャプターを短く区切っている。一流の講師ですらそんなもんなのに、それ以上引っ張れない。

 

理由は、生徒の集中力がもたないから。私もスタディサプリの授業を見たが、正直、あれ以上長尺になると集中力が切れる。「神授業」であっても、画面の向こうの講師は「私」という生徒を知らない。万人に受けるように授業をしている。「私」の反応を伺いながら、言葉を選んだり、ペースを変えたりできない。

 

また、俗に言う「デジタル疲労」も関係ありそうだ。ずっと画面を見続けているのは辛い。

 

国語の読解授業なら、まず最初に単元の解説をする。説明文・評論文なら「指示語」「接続語」「段落構成」「事実と意見・具体と抽象」など。小説なら「心情」「人物設定」「場面設定」「表現技法」など。

 

そして、それを踏まえて問題を解くように指示をする。

 

あとは、その問題の解説の動画を作る。解き終わったらその動画を見てもらう。

 

解説もダラダラはきつい。私は小問ごとに区切っている。1問で2~3分。これなら、生徒は全問見る必要はない。活字の解説を読んだけれど、あまり理解できていない問題の解説動画だけ選んで見ればいい。

 

難点は、「本文を読む」という行為ができないこと。これは生徒に委ねることになる。読んで、マークを付けたり、背景知識を加えたり。本文の内容から派生していく、雑談のような、けれど今後に繋がる大事な話を入れる余地がない。

 

やはり、生徒がいるところで、ある程度の尺を使える授業がやりやすいと実感する。

 

 

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