3月から全国一斉休業に入り、春休みからは限定でのクラブ活動が再開された。練習試合は禁止、1日あたりの練習時間を短くする、1週あたりの活動日も少なくする、コロナウイルス対策を施す……など様々な条件付きだった。
そのときに、学校に寄せられた近所の方からの貴重なご意見。
「マスクをせずに登校している生徒がいる。きちんと指導してほしい」
そもそも、マスクが市中に出回ってなかったので、こればかりはどうしようもない。以前、新型インフルエンザが拡大したときにも同様のご意見をいただいた。ただ、学校再開を念頭に入れるなら、マスク着用は必須となる。
もちろん学校でも指導するのだが、家庭でも指導してもらわないと、登下校の電車内まで刑事のように尾行してマスク指導するわけにはいかない。
「入学式・始業式は実施するのですか? 家族に高齢者がいるもので……」
決して抗議の電話だったわけではない。極めて落ち着いた声でお電話をいただいた。一般的に、新型コロナウイルスに感染すると発症リスクが高くなるとされる高齢者。通学路にお住まいの場合、生徒が集団で登校すると、心配する思いが募って当然だろう。近隣の学校のホームページを毎日チェックされているらしい。
いくら学年ごとに分散登校しても、学校近くでは生徒が集団して登校することに変わりはない。
近隣の方のご理解とご協力があっての学校である。
もし学校が再開されるなら、こういったご意見・ご心配にも配慮した体制作りが欠かせない(ただし、かなりハードルの高い問題である)。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
神戸国語教育研究会カプスについては → 公式サイトへ
課題解決型学習、アクティブ・ラーニング、現代文の副読本として最適の教材『生き方GET』全4巻+ベスト版 → 詳しくはこちら
↓クリックしてランキングアップにご協力ください。