中学国語の教科書に載っているのは、「説明文」である。具体的で身近な話題が多く、そのため生徒に分かりやすい。
ところが、模試や高校入試に出題されるのは、「評論文」である。筆者の主張を読み解くことが目標である。具体例を挙げながら、それを抽象化して自分の主張を述べる文章。専門用語や抽象的な言葉がたくさん出てくるし、題材も生徒にとっては縁遠いものが多い。観念的な、目に見えないものを主張されてしまうと、中学生の頭はついていけない。
教科書を否定するつもりはない。
当・国語教育研究会カプスでは、教科書には載らない刺激的な教材を探し、『生き方GET』(詳しくは←をクリック)という副教材を作成している。しかし、例会で教科書教材について検討した結果、「やはり教科書はよくできている」という結論に達した。教科書は、単元や配列において、非常に練られている。
とはいえ、中学校の場合、教科書の説明文と高校入試の評論文との乖離が激しすぎる。評論文を目の当たりにしたとき、生徒の思考は止まってしまう。
どうにかして、このギャップを埋めねばならない。自ずと、副教材の問題集に頼らざるを得ない。それが学校でできなければ、生徒は塾で評論文対策をするしかない。
中高の国語のギャップをどう埋めれば良いのだろうか。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
神戸国語教育研究会カプスについては → 公式サイトへ
課題解決型学習、アクティブ・ラーニング、現代文の副読本として最適の教材『生き方GET』全4巻+ベスト版 → 詳しくはこちら
↓クリックしてランキングアップにご協力ください。