ベネッセ中学総合学力調査 国語(2年)の問題について 大問四 | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

神戸国語教育研究会カプスのブログ

神戸国語教育研究会カプスのブログです。現代文の副読本、アクティブ・ラーニング、課題解決型学習のテキスト『生き方GET』を制作しています。
公式サイトは「カプス」で検索を!

ベネッセに新しいタイプの模試「総合学力調査」というのがある。公式サイトによれば、「教科学力」「学びの基礎力」「社会的実践力」の3つを合わせた“総合学力”を測る模試である。

 

いわゆる、「思考力・判断力・表現力」が求められる問題になっている。そういう点では、「大学入学共通テスト」にもつながっていく

 

この模試は、小学校版と中学校版がある。

 

勤務する中学校では、昨年から導入。今までの模試とは、かなり異なるのでなかなか手こずる。

 

ここでは、今年度の中2の国語の問題について触れたい。

 

大問四は小説の問題。

まず、冒頭からどうストーリーが展開しているか、全体を見わたして30字以内で記述させる問い。

 

次に、この話の中で“鍵”となっているものの意義を問う。

 

最後は、今後主人公がどうしていくべきか、自分の考えを記述。字数指定なし。

 

うーん、やはり傍線部の近くで答えを探すような問題ではない。どれも、本文全体を見わたさないといけない。

 

意見を書く問題は評論文の専売特許と思っていたが、小説でそれを問うてくるとは。

 

小説の心情の変化だけを追っている従来の授業の盲点を突かれた感じである。

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

神戸国語教育研究会カプスについては → 公式サイトへ

 

課題解決型学習、アクティブ・ラーニング、現代文の副読本として最適の教材『生き方GET』全4巻+ベスト版 → 詳しくはこちら

 

↓クリックしてランキングアップにご協力ください。

にほんブログ村 教育ブログ 国語科教育へ
にほんブログ村