ベネッセに新しいタイプの模試「総合学力調査」というのがある。公式サイトによれば、「教科学力」「学びの基礎力」「社会的実践力」の3つを合わせた“総合学力”を測る模試である。
いわゆる、「思考力・判断力・表現力」が求められる問題になっている。そういう点では、「大学入学共通テスト」にもつながっていく。
この模試は、小学校版と中学校版がある。
勤務する中学校では、昨年から導入。今までの模試とは、かなり異なるのでなかなか手こずる。
ここでは、今年度の中2の国語の問題について触れたい。
大問二は、短い文章での出題。内容を問う要素は薄い。
比喩表現、文章表現の特徴、文全体の構造を問う問題がメイン。つまり、内容より型、である。
センター試験でも、本文に傍線を引かず、文全体の構造を考えさせる問いが出てきた。そのあたりを意識しているのだろうか。
これは、読むときだけでなく、「文章を書くこと」にもつながる。型を知っていれば、文章が書きやすい。
この問題の対策をするときは、「読むこと」というよりも「書くこと」を意識すればいいかもしれない。
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