世の中が急速に変化している。それに対応すべく、大学が変わる。それに合わせて、大学入試が変わる。そのために、高校の教育課程が新しくなる。当然、高校のカリキュラムを洗い直さないといけなくなる。中学校も然り。
こういう玉突きで、中高の教育現場は変革を否応なしに求められている。
そのはずだが、実態は「前例踏襲主義」が根強い。
伝統的にやってきた行事を変えていくのは、かなりのエネルギーがいる。前年度と変更しなければ、これまでの資料をそのまま使える。変えうるとなると、実施要項から変えて、もう一度何のための行事なのか、そもそもの目標・目的から考え直さないといけなくなる。それが面倒だし、そんな時間的余裕もないから、自ずと前例踏襲へと走る。
何でも変えたらいいとは思わない。伝統には、それが伝わってきた意味があるはずだ。そのまま踏襲しても大丈夫なら、踏襲すればいい。
しかし、何もせめて前例踏襲でいいのか、検証くらいは必要だ。時代の要請に応えられるものなのか。もう古くさい形骸化した行事になっていないのか。検証の結果、時代に合っていないのなら、当然変えていく必要がある。そこにエネルギーを注ぐのは当然のことだ。
行事にとどまらず、授業内容や生徒指導も含めて、教育改革の流れの中で、今までやってきた取り組みについては、その可否を検証することが第一歩だと思う。
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