教師は、とにかく忙しい。それは、昨今のマスメディアによる報道でも、かなり明らかになってきた。
実際のところ、現場は本当に忙しい。ただし、個人によって温度差はある。教師は、自分で仕事を作ろうと思えばどんどん増やせるし、手を抜こうと思えば抜けなくはない。だから、その教師のスタンスというか、教職の価値観の差によって、多忙の度合いも個人差が生じる。
そして、そのことで、職員室内では、他の教師と比較して、「自分が特別に忙しい」という感覚に陥る。
5教科担当の教師はこう考える。副教科は学力をつけさせるというプレッシャーがないし、宿題点検もない、中間考査もない。だから、精神的にも肉体的にも、我々よりは楽だ。
一方で、副教科の教師はこう考える。体育科なら運動会・体育祭を一手に引き受ける。音楽科は合唱コンクールの中心になる。美術科は、授業前の準備や授業後の後片付けに時間が掛かり、授業時間の前後も時間を割かれる。だから、副教科がヒマだなんて思われるのは、とんでもない。5教科は、行事や授業前の準備は大したことしていない。
こうやって、お互いに自分の方が忙しくて大変だ、と思う。
平時は、そんな思いは表に出さずに業務をやっている。が、いよいよ多忙極まって、追いつめられると、他の教師が楽をしているように見えてきて、イライラ感が募ってくる。まさしく、「心を亡くす」と書いて「忙しい」だ。
結局、他者をどうこう思うのが間違っているのではないか。それよりも、自分が仕事とどう向き合うのかを考えるべきなのかもしれない。多忙感の中に充実感を見いだすのか、または多忙感が少しでも解消されるように減らせる仕事は削っていくことを考えるのか。
ギスギスした職場よりも、やはりお互いに信頼し合った職場であるに越したことはない。だから、他者への攻撃性は抑えて、自分がどうあるべきかを考える方が得策だと思う。
なんて、したり顔で書いているけれど、かく言う私も、これがなかなかできない。ついつい、他者への攻撃性が顔を覗かせてしまう。まだそれを抑えられるほど、人間的に成熟していないなぁ思う。
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