18歳成人に反対56%!? 「経済的に自立せず」が理由 | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

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読売新聞4月25日(水)の朝刊トップ記事は、「18歳成人 反対56%」という世論調査が見出しだった。小見出しに、「『経済的に自立せず』理由最多」とある。

 

もともと、18歳成人の法律化が叫ばれるようになってから、この手のアンケートをとるたびに反対派の方が過半数を占めていた。特に、若者ほど18歳成人に反対する傾向にある。

 

その理由が「経済的に自立せず」か……。

 

これはツッコミどころだ。

 

では、現行の20歳成人なら「経済的に自立している」のだろうか

 

いや、そんなことはない。(反語)

 

多くが大学進学するようになったこの時代。高卒か短大卒で働く人を除けば、20歳でも経済的には自立していない。もし、「経済的な自立」を成人の基準にするのなら、大学卒業して社会人になった22歳を成人としなければならない。

 

これって、どうなんだろう。

 

私は、大学生になった時点で、社会的には大人扱いだと考えている。たしかに、経済的には自立していない。けれど、バイトで稼ぐ学生が過半数になる。お小遣い程度ではあるが、自分の労働の対価として収入を得る。

 

また、コンパや飲み会などが入ってくると、20歳になっていなくてもお酒の場に誘われることが出てくる。さすがに今の時代はなくなっただろうが、私が学生の頃は「新入生歓迎コンパ」とか「フレッシャーズキャンプ」とかがあり、入学直後の学生に、先輩が酒を勧めていた。そして、その場に大学教授もいて、一緒に酒を酌み交わしていたものだ(今、こんなことをしたら、その大学教師の立場が危うくなるのかもしれない)。

 

だったら、成人年齢はやはり18歳に引き下げて、ついでに酒やタバコも18歳から解禁にすればいい。そのほうがわかりやすい。

 

また、大学という場は、高校と比べると自主性が強く求められる。自分で取りたい授業を選ぶ。単位を落とそうが自己責任。高校の担任のように、逐一構ってくれない。大人扱いだ。

 

「経済的な自立」を理由に、18歳成人に反対、というのは、「経済的な自立」以上に、若者が「精神的に自立できていない」ことの表れなのでは、と勘ぐってしまう。18歳はまだまだ親の庇護の元にいたい、という甘えの表れ。また、親の子離れの遅さも影響しているように思う。以前と比べると、大学の入学式や卒業式に保護者の出席する割合が高くなっているらしい。私は、さすがに「入学式に行きたい」という母親の気持ちには逆らえなかったが(それこそ学費を出してくれるのは親なので)、卒業式には来ないでくれ、と言った。だって、恥ずかしいではないか。

 

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