『枕草子』冒頭文の授業実践例 | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

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「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは……」で始まる『枕草子』冒頭文。ほとんどの中学2年国語の教科書に載っている。

 

さて、この授業で、私はこんな実践をしてみた。

 

3~4人のグループを作る。まず、句読点を切れ目として、古文を読む。そして、その古文に対応する現代語訳を同じ生徒が読む。それができたら、次の生徒に回し、同じことをする。

 

なんのためにこんなことをするのか。

 

実は、教科書の古文と現代語訳は、意外と句読点の位置がずれている。だから、現代語訳のどの部分までが、古文に対応しているのかをしっかり確認させるのだ。こうすることで、どの古語をどう現代語訳しているのか、照合することができる。グループで取り組ませる理由は、対応する場所を間違えたときにグループ内の他の生徒に指摘してもらうため。それに、一人でこんなことをやっていても飽きるし、手を抜く生徒も出てくる。グループで相互に見ておけば、さぼる生徒はいない。

 

次に、それをふまえて、いわゆる“重要単語”はどれなのか、考えさせた。古文の重要単語とは、1.現代語にはない言葉、2.現代語にはあるけれど古語と意味が異なる言葉、の2種類であることも指導しておく。すると、さっきの古文と現代語訳の照合が活きてくる。生徒たちは、これが重要語でないか、と自ら発見する。

 

こうすれば、こちらが一方的に「重要単語だから意味を覚えておくように」と言って板書するよりも、自分たちで探したから記憶に残りやすい。それに、この先、自分たちの力で古文を学習しておくうえでも、重要古語を抑えるという観点をもってほしい、という願いも込めている。

 

あ、もちろん、冒頭文は全部の大意を授業で抑えたら、暗唱テストを行う。古文はやはり声に出し、体で覚えないと。

 

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