震災後、毎日毎日考えていた。
自分に何ができるのだろう?
本当は、今すぐ飛んで行って瓦礫の一つでも撤去したい。
放射能のせいでなかなか支援物資が届かない福島に一つでも物資を届けたい。
でも、夫に「郡山まで自転車でどれくらいかかるかなぁ?」と言ったら、
「無理」と言われた。
なにより、私には3人の子供達がいる。
あぁ、でも、でも、何かないか。
無駄な焦燥感がつのるばかり。
私と正反対の夫は、仕事がなくなってほぼ毎日家にいるわりには、
まったく震災前と変わらず、「考えてもしょうがないだろ。」と。
あぁ、彼がうらやましい。
夫にそう言われて、「そうだよね、募金ぐらいしかないよね」と返したものの、
やはり心が落ち着かない。
どうしても募金は嫌だった。
被災地にいったわけではないから想像でしかないけど、
芸能人が巨額の募金をしたり、企業が物資をたくさん送ったりしている、と
報道があるけど、実際はきっと困っている人のほうが圧倒的に多いと思う。
避難所の人数分なければ配らないという行政のスタイルを非難することはできないが、
システムがうまくない。
未曾有の大震災なんだから、仕方ないの!?
私は、モノやお金は豊かになったけど、人と人のつながりが希薄になった、
今の日本の姿があらわになった気がしてならない。
お金は出せる。
モノもある。
でも、それを仕分けする人がいない。
がれきを片付ける人が少ない。
報道されている支援活動からは、被災地の一人ひとりの顔が見えてこない。
結局、毎日毎日ツイッターにかじりついて何かないかと模索していた。
そして、今日、「ハンドメイドの支援」のツイートに出会った。
主催は大阪の人。
さっそくメールを送り、支援に参加させてもらうことになった。
http://ameblo.jp/harukazemasayo/
私にできることがあった!
鼻血が出そうなくらい興奮している。
まだ何もしてないから、完全に独りよがりだけど。