こんにんちは!

発達支援室わおの作業療法士の小林です。

 

先日(2024.2.22)、埼葛北地域の障害児相談支援勉強会にて講師として、2時間お話させて頂きました!

 

 

 

参加者の方は、

市役所の福祉課の方や

相談員として事業所で働かている方とのことで

 

普段から直接発達が気になるお子さんと関わっている方もいれば、これからお子さんを担当し始める方もいるとのことでした。

 

参加者の方の元の知識の差がある中で、どのような内容にしたらみなさんの学びになるのか迷いましたが、今回の内容としては

 

「発達が気になる子をみるときの 作業療法士の視点」

 

・発達障害(神経発達症)とは


・感覚統合とは

 

・作業療法士の介入場面 (動画を用いて解説)

 

・行政職員・相談員に求められること

 

とさせて頂きました!

 

 

参加された方のアンケート結果としては、

(参加者15名 アンケート回答11名 回答率73.3%)

 

全員の方に「とても満足した」にご回答頂けました…!!!!なんと!!!

 

 

 

内容の難易度の関しても、ちょうど良かったと感じられた方が多くて良かったです。

 

 

基礎的な内容に加えて、介入の動画解説では、作業療法士の細かい思考の部分をお伝えしたのが良かったのではないかと分析しています。

 

 

 

参加者の方からの声としては、

 

遊びの組み立てかた、子どもの見方、分析の仕方の大切さがわかりました!

 

 

その子が所属する関係機関に、お子さんの様子を詳しく聞き取っていきたいと思いました。

 

 

「感覚統合へのアプローチには適齢期はないと思っている」との先生のお話を聞いて、成長に伴いライフステージが移っていっても、途切れることなく支援現場で活かしていかないとならないと感じました

 

 

発達のあるお子様を理解できるように、いろいろな知識を得たいので、今後もテーマを変えて学ぶ機会を作っていただけると大変有り難いです。

 

 

と、ありがたいお言葉をたくさん頂きました!

ありがとうございます。

 

 

現在、病院や療育センターでOTやSTといった専門職の個別アプローチを提供できるのは、基本的には就学前までです。

 

制度的にも、発達分野で働く専門職の数としても、まだまだ時間がかかる状況で、福祉サービスの中でお子さんのサポートをすることは、今後も必須になってきます。

 

フランチャイズ的に児童発達支援や放課後等デイサービスが増えている中、少しでもお子さんの自身の特性や、行動の背景に目を向けてくださる方が増えることで、子どもたちが大きく成長できるのではないかと感じています。

 

そのため、発達支援室わおではこういった研修会を今後も行っていきたいと考えていますので、ご依頼どしどしお待ちしています。

 

 

発達支援室わお

作業療法士

小林 良

 

 

 

 

こんにちは!

 

発達支援室わお 子どもの作業療法士の小林良です。

 

先日、特別支援学校の2年生を対象に、親子でからだを使って遊ぶイベントを開催しました!

 

参加した親御さん、先生方から大変好評でしたので、そのときの様子をご報告します。

 

 

 

  ブログラムの内容

 

 

・準備体操(エビカニクス)

体育でエビカニクスを踊っていたとお聞きしたので、参加したお子さんになじみのあるダンスを準備運動としました!みんな一緒に踊ってくれました!

 

 

・親子からだ遊び

 

おやまでバンザイ

膝の上に立ってバランスをとります。不安定を楽しみながらバランス反応を引き出します! ナイスチャレンジ!

 

 

グーパージャンプ

大人の足の開閉に合わせて、グー・パーとジャンプします。相手に合わせて動く力やリズム感を養います!

 

 

引きずりレース

足を伸ばして開いた状態でひっぱってもらってレースをします!普段味わえないスピード感に子どもたちは大盛り上がり!

 

 

などなど、他にも親子のコミュニケーションになる楽しい「からだ遊び」を行いました!

 

 

・しっぽとりゲーム

 

みなさんご存じのしっぽとりゲームでは、自分のしっぽをとられないように逃げながら相手のしっぽを狙います。

 

広い視野で状況をキャッチしながら、注意力を分散する高度な遊びです!

 

こちらも大盛り上がりでした!

 

 

 

・だるまさんが転んだ(笑った)

だるまさんが転んだでは、「動」と「静」の運動の切り替えの練習が行えます。

 

「待つ」ことが苦手なお子さんも、「待つ」こと自体を楽しめる遊びです。

 

気持ちをコントロールする練習にもつながります。

 

 

続いて行った だるまさんが笑った では 止まると同時に鬼が指定した感情を表現します。

 

例えば「笑った」では、「あっははー!」

 

「泣いた」では、「えーん、えーん」

 

「怒った」では、「ぷんぷん!」など

 

みんな思い思いの表現で感情を表現しました。

 

これはソーシャルスキルトレーニングの一つで、遊びの中で適切な感情表現の方法を練習します。

 

 

・特大サーキット

学校の備品を使っての特大サーキットは圧巻でした。

 

先生方も多く参加してくださったおかげで、サポート体制も万全!

 

サーキットの内容としては、

跳んだり

転がったり

バランスをとったり

登ったり

飛び降りたり

 

と、さまざまなメニューを盛り込み、楽しみながら動きのバリエーションを増やすことを狙いました。

 

コースの最後は跳び箱からの大ジャンプ!

 

普段飛び降りることのない高さに、子どもたちは始めはおそるおそるでしたが…

 

飛び降りられたあとはこの笑顔!

 

みてるこちらも嬉しくなりました。

 

きっと他の場面でのチャレンジにもつながりますね。

 

 

・親子でタッチケア

しっかり体を動かした後は、お子さんへのタッチケアタイム。

 

お子さんの体をリフレッシュさせるだけでなく

 

親子の大切なコミュニケーションタイムであることをお伝えしました。

 

お子さんの疲れが溜まりそうなときや

 

精神的に不安定な時期に ぜひ家庭で5分でも良いのでやってほしいなと思います。

 

 

 

  参加された親御さんからのご感想

 

「久しぶりに子どもと思いっきり遊びました!」

 

「それぞれの運動の効果の説明もあったので、親子からだ遊びが必要な理由がよくわかりました!」

 

「子どもの肥満が心配だったので、今日のような運動の機会がこれからも欲しいです…!」

 

 

などなど、嬉しいお言葉をたくさん頂けました!

 

 

  支援学校で親子からだ遊び教室を行う意味

 

①脳の「興奮」と「抑制」を育てよう!

 

感情のコントロールや、行動の切り替えが難しいお子さんは

 

脳をしっかり「興奮」させる機会が少ないのかもしれません。

 

ゲームやYoutubeなどばかりを見て過ごすと特にこの状態に陥りやすいです。

 

脳をしっかり「興奮」させるためには、おもいっきり体を使って遊ぶこと

 

特に鬼ごっこやくすぐり遊びなどは最高です。

 

親子で体を使って楽しく遊ぶ中で脳の「興奮」を育て

 

その先の「抑制」を育てられると 我慢したり 感情をコントロールできるようになっていきます。

 

親子からだ遊びをすることで、人と遊ぶことの楽しさを知ったり

 

親子の仲もより深めることにもつながるはずです。

 

 

 

②適度な運動で自律神経を整えよう!

 

運動すると血流がアップし、筋肉がほぐれます。

 

そうすると副交感神経が働きやすくなり、睡眠改善や、便秘の解消、食欲増進などにもつながります。

 

よく寝れて、しっかり便が出て、ご飯が食べれたら、精神状態と行動に必ず変化があるはずです。

 

規則正しい生活に近づけるためには、朝早く起きることと、運動することから始めてみるのがおすすめです。

 

親子での散歩なんかもとっても良いですね。

 

 

 

➂肥満予防になる!

 

発達障害のお子さんの方が、健常児のお子さんに比べて

 

肥満の割合が高いというデータがあります。

 

食へのこだわりが強いことや

 

他者とのコミュニケーションが苦手で遊びが1人でできるものになりやすいことなど理由はさまざまですが

 

肥満が進行すると糖尿病などの生活習慣病をきたし、さらに重篤な病気を引き起こす可能性もあります。

 

今後も、健康な体を維持していくためにも

 

「からだを動かして遊ぶのって、楽しい!」

 

と親子で感じられると、良いなと思います。

 

 

 

  おわりに

 

今回、貴重な機会を下さった、茨城県立境特別支援学校の先生方、本当にありがとうございました。

 

参加してくれた親子の笑顔を見て

 

体を動かす機会を求めていたことを肌で感じました。

 

支援学校で親子からだ遊び教室を行ったのは今回はじめてでしたが

 

今後も多くの学校や学年でこのようなイベントを行っていけたら嬉しいです。

 

講師のご依頼は

 

↓公式LINEにご登録の上、メッセージでお待ちしています

https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=169kkpjh

 

 

 

 

よろしくお願いします!スター

 

 

こんにちは!発達支援室わお 作業療法士の小林良です。

 

埼玉県・杉戸町にて、発達が気になるお子さんの個別セッション、発達相談(オンライン)、保育園での職員研修などを行っています。

 

 

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現在(2022年12月10日時点)、ありがたいことに個別セッションは満員となっています。

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なお、多くの方のご利用頂くために、この度オンライン相談の料金を値下げしております。

 

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発達支援室わお

作業療法士  小林 良