こんにんちは!
発達支援室わお 作業療法士の小林良です。
先日、ご縁があって保育園の職員研修会を担当させて頂きました。
研修会の内容
研修会の前に園に訪問し
先生方が特に対応が難しいと感じているお子さんの様子を見学させて頂き
1週間後に、そのお子さんの行動の背景、園でできる対応についての研修会を行う
というものでした。
先生からの主訴は
「気に入らないと手が出る」「暴言を吐く」「集団行動が難しい」でしたが、
お子さんの様子を見て「発達の問題だけでは説明がつかない」ことを感じました。
気分によって変わる行動、衝動的な攻撃性、発言の数々より
「愛着」に問題があると仮定し、園でできる対応についてお話させて頂きました。
今回の対応のポイントは
キーパーソンになる先生とそれ以外の先生の役割を分け、職員全員で対応を徹底する でした!
研修会に参加してくださった先生方は運動会後のお疲れの時間だったにも関わらず、
真剣に耳を傾けてくれました。
お子さんとの信頼関係をつくる「園でできるタッチケア」についても体験の時間を設けたところ
皆さん楽しみながら体験してくれました笑
先生たちからお聞きした話 と 感じたこと
「療育につながっている子はまだいい。本当に困るのは明らかに発達に問題があっても、両親が事実を受け入れずに療育につながらないケース。」
「昼休みに話すことは、ほとんど発達が気になる子への対応について」
とのことでした。
お母さんは困っていても、お父さんや祖父母が周囲の目を気にして療育につながれないケースを、自分は何人も知っています。
現場で働く園の先生達にしわ寄せがいっているのを感じ、改めて
幼稚園・保育園には困ったときにすぐに相談できる
かかりつけ療法士が必要!!
それだけで、身体的にも精神的にも先生方の負担の軽減が図れると思います。
園で悲しい事件が起きたときに、世間は園の体制や先生方の対応を批判するのみですが
その前に先生方の負担を軽減し、じっくり子どもと向き合える余裕をつくることが重要だと思います。
私は作業療法士としてできる先生方のサポートを引き続き行っていきます。
保育所等訪問支援のサービスもありますが、まだまだ利用にハードルの高さがあります。
「発達支援室わお」ではなるべくタイムリーに単発からでも園訪問をして対応させて頂きます。
公式LINEよりメッセージお待ちしています。
発達支援室わお @埼玉県 杉戸町
作業療法士
小林 良