おはようございます。主宰です。
10年前のこの学会は、チリのプコンで開催でした。初めての南アメリカ大陸上陸ということでかなり期待していたのですが、成田空港への移動中に東北大震災に遭遇したので帰宅難民になっていただけでなく、親族とも連絡が取れないという状況だったので、参加をあきらめました。そんなこともあったので、今回のオーストラリアのホバート開催は、なかばそのリベンジ感がありました。出国の前の晩には大津波をかぶる悪夢を見たし、出国の週には東北・関東で大きな地震もあったので、なかなか冷や冷やしましたが、どうにか初のオーストラリア大陸に上陸することができました。
学会会場周辺のホテルはとても高かったし、外食料金も高いとの噂だったので、会場から離れたコンドミニアムみたいなところに宿泊しました。飛行機の乗り継ぎ便の選択肢が少なかったので、研究発表が始まるちょっと前に到着し、受付・登録・会議を済ませた後に繁華街へ様子見に行きました。
毎週日曜日には、繁華街近くでファーマーズマーケットが開催されているようです。新鮮な野菜、地産のハチミツ、自家製パンなどが軒を連ねて販売されていました。また、屋台も多く出店していたので、地元の方々だけでなく観光客もたくさん来場していて、たいへんな賑わいでした。価格調査もかねていたのですが、いや~、海外では物価が高い。食材・飲みもの・飲食代・交通運賃などなど、何もかもが高すぎる。乗り継ぎの空港でのどが渇いたので、水を買おうとするとペットボトル1本が700円。それに怖くなってお店での食事はあきらめ、屋台でお弁当を頼んだのですが、それでも1個2000円です。
これがそのお弁当スタイルでの昼飯。日本だったら500円~700円くらいかなと思います。なんでこんなに日本の円が弱くなってしまったんだと、残念な気持ちでいっぱい。昨年のシアトルもそうですが、今回の海外出張でも大赤字になりそうな雰囲気です。少しでも節約するため、唯一削れる食費を節約するため、ほぼ朝飯・晩飯は自炊です。
せっかくオーストラリアへ来たので、初日にはオージービーフを喰らいました。日本でよく見かける脂の多い肉ではなく、赤身の肉なのでかなり食べごたえがあって美味しかったです。
翌日には養殖サーモンをソテーしました。皮と肉の間に脂がのってて美味しかったです。食材も日本と比べると倍くらいしますが、飲食店でいただくよりもかなり安く抑えられたとおもいます。こんな感じで、なるべく食費を削って赤字を減らそうとおもいます。