漁協訪問 | COPE (KU Plankton Lab)

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絶滅危惧研究室の営みをつづるブログです

こんばんは。主宰です。

 

鹿児島大学から経営戦略経費という研究費を貰うことができ、地域貢献プロジェクトを2種類行っています。1つはブリ養殖における種苗採捕効率化技術開発(モジャコ漁スマート化技術)、もう1つは未利用な海洋生物資源の開発(ハダカイワシ飼料開発)です。いずれも、鹿児島県の基幹産業である水産養殖を支援するためのプロジェクトであり、漁業者・漁協関・公設試験研究機関と協力しながら進めるべき研究です。この一環で、北さつま漁協と東町漁協へお邪魔しました。

これらの漁協では、いくつかの魚種について養殖を行っており、これらに必要な天然種苗も採捕する漁獲も行っています。漁業者・漁協から要望・コメント・情報を収集するために、研究会議および養殖施設見学をさせてもらいました。いくつかの画像を使って報告したいとおもいます。

出張メンバー。漁業者の持っているスマートフォンに開発したウェブアプリを導入するため、操作が上手な学生さんにも来てもらって手伝ってもらいました。

これは、サバ養殖している生簀で、筒の先から生餌を給餌しているところです。ブリ養殖が有名ですが、サバなどの他の魚種についても養殖しているとのことでした。

これは、機械に生餌(冷凍になっている加工残渣)と魚粉を投入して餌を混ぜているところです。1つの生簀に大量の餌を投入しなければならないことに驚きました。

これが、機械の中で餌を混ぜ込んでいるところ。漁獲された生餌や配合飼料は、政情不安や燃油代高騰によって非常に高くなっているので、加工残渣を多く使わねばならないそうです。

宿泊先として使った場所。長島には宿泊できる施設が少なく、会議の終了時刻や養殖施設の見学開始時間が直前まで分からなかったので、ここが便利でした。

夕飯は自炊。長島では食料品を販売する所が少なく、早く閉店するとの情報を得たので、鹿児島から食材を持っていてみんなで作って食べました。なかなか楽しかったです。