実験室の時計 | COPE (KU Plankton Lab)

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絶滅危惧研究室の営みをつづるブログです

こんばんは。主宰です。
名残惜しい卒論生たちが祝賀会をやってくれたことについては、先日報告した通りです。その際、立派で綺麗な花束を頂戴した他に、卒論生からのコメントを貰いました。予想よりも卒論はたいへんでしたというコメントが多かったのですが、この研究室を選んでよかったとも書いてあってホッとしました。研究室配属になる時に説明していますが、卒論生はプランクトンラボという会社に就職した社員、卒論は会社のプロジェクト事業で、私は卒論生たちがプロジェクト事業を成し遂げるための環境を整える中間管理職と考えています。今の卒論生たちがこの趣旨を理解しよく働いてくれたおかげで、大きな成果を得ることができました。私の手柄ではありません。
さて、私の重要な任務は社員が効率的かつ効果的に業務できる環境を整えることだといいました。しかし、これができていませんでした。それは、よく使っている実験室に時計がなかったことです。生化学分析では、あと何時間くらいあれば何サンプル分析できるか、あと何分たったら何の分析を行うかなど、時間を気にしながら行動する実験です。なのに、実験室に時計がないため、いつも学生に時計を設置して下さいと言われてましたが、いつも忘れてしまっていました。ついに、謝恩会にて「次の卒論生たちが困るでしょうから、この時計を実験室に設置して下さい」と、自動で時間修正する電波時計を記念品として頂戴しました。私としては嬉しい記念品でしたが、ある意味少し恥ずかしかったです。謝恩会の翌日は東北大震災から5年目、地震と津波があった時を刻むことにしました。この場を借りて、改めて卒論生たちにお礼申し上げます。ありがとう。
今回は、実験室に設置した時計の画像を置いておきます。
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