Ｊ３も
今期残り１０試合。
上位チームとの差を
縮める予定だったのでしょう。
それも大事ですが
技を見るのも楽しみです。
とくに
相手チームの選手。
福島ユナイテッドの
ゴールキーパー・山本海人選手。
練習から見せてくれます。
ＦＣ岐阜の選手も練習中でしたが
近くに寄って
ずっと見ていました。
これは試合でも生きました。
ゴール前での大混戦。
打たれたシュートを見事に阻止。
「残念」
というより
「さすが」の印象。
悔しがるのも
もちろん「あり」ですが
こういったシーンを
堪能するのも
サッカーの醍醐味。
それにしても
岐阜の応援は凄かった。
ゴール裏がすっぽりと隠れる
大きなスクリーン。
サポーターは気合十分。
おそらく今期イチの盛り上がり。
それに対して
岐阜の選手がイマイチ。
パスが通るのは
ハーフウェイまでで
ゴールにはなかなか迫れません。
裏を取って抜け出しても
他の選手の上りを待つ体たらく。
「打ってはいけない」
そういう約束事があるような。
そして後半３０分に
山本海人選手が大声で
「樋口！
前へ行け！」
フォワードを目がけてキック。
精度も抜群。
そこから岐阜は崩され始め
失点。
そのまま試合は終わりました。
納得しないのがサポーター。
こんな
大ブーイングはお初ではなかったか。
挨拶に来た選手と
何やら揉めています。
あとからゴール裏にいた知人が
「ざっくり言うとな
ここまで挨拶に来んでもエエから
来られなくなるまで戦え。
これからは
全試合勝つよう頑張れ。
それに対して監督が
『そうなるように練習する』
それでコールして終わった」
とのお話。
岐阜らしいソフトランディングです。
関東の赤い軍団なら
選手は
ピッチから出られないでしょう。
そして
大スクリーンを抱えた
サポーターの列が
あまりに悲しい。
ただ
よく顔を合わせるリーダーは
「どうもどうも」
と明るく挨拶してくれました。