神戸市で見た地域繋がり | 財務救助犬の部屋

財務救助犬の部屋

お金で悩んでおられる方へ
 

訳あって

出身地の神戸市

ある医院を訪ねました。

 

 

 

待合にいたのは

患者さんとその家族。

 

 

 

ところが突然

ご高齢の男性が入ってこられ

窓口の女性に話しかけます。

 

 

 

「これ

どれが要って

どれが要らんのや

 

かなりの枚数の

保険証

高齢者の医療費減免の書類

 

それを手さげから出して

窓口で並べています。

 

 

 

女性は素早く

書類を分けてくれます。

 

必要なもの

期限が到来した要らないもの

 

 

 

必要なもの

たった2枚のようです。

 

 

 

すると御爺さんは

「要らない」と言われた束を示して

 

「ここで捨てといてえな」

 

「まあ

それが確実だろうな」

とは思いましたが

 

「個人の大切な書類を

預かる訳にはいかへん

 

女性は受け取りを拒否しました。

 

 

 

医療機関の窓口です。

 

患者の

必要なものと不要なものを

分類すること自体

仕事ではありません

 

 

 

「この2枚だけで良いからね」

 

女性は念押ししました。

 

 

 

しかし

御爺さんはまた

手さげに入れてしまいました。

 

必要なものと不要なものが

手さげのなかで混ざっています。

 

 

 

家に帰っても

役所の印鑑がある書類を

捨てる勇気がないのでしょう。

 

 

残念ながら

御爺さんは孤立したままです。

 

 

 

そして

おそらく手さげのなかには

おびただしい量の

不要品が保管されているのでしょう。

 

 

 

「役所に行ってみたら?」

 

それも解決方法の一つですが

同じ対応が待っているのでしょう。

 

 

 

不要なものを捨ててあげる。

 

大切な寄り添いではないかと

考えさせられました。