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こばごうのコレ切ってアレ食って

小林剛による天鳳名人戦自戦記など


こばごうのコレ切ってアレ食って

激闘が繰り広げられている四神降臨シリーズ。
ついに、満を持して伝説の神が降臨する―――

四神降臨~LEGEND~
5月2日 20:00~完全生中継

伝説の神々【土田浩翔・井出洋介】に挑むは
新世代【小倉孝・渋川難波】

ナビゲー ターには小林未沙。
解説には多井隆晴・片山まさゆき。

―――あなたは伝説に立ち会う事が出来るか。



四神降臨~LEGEND~特設ページ
http://www.alban-studio.com/shishin_legend/

番組ページ

http://live.nicovideo.jp/gate/lv133785203



今回も強烈なメンツ!楽しみですね。

井出さん、土田さんはよく同卓しますが、

タダモノではないですよ!!


小林未沙さん、片山まさゆきさんによる安定の実況・解説に

加えて、四人の打牌の意図を的確に説明してくれるであろう

多井隆晴さんの解説にも注目目



私もチョイ役で登場する・・・かも (((゜Д゜)))

麻将連合の認定プロだけで行われるミューリーグ。

今期からミューリーグの自戦記も書いていきたいと思う。


3万点持ち3万点返し。順位点は1位から

+12000 +4000 △4000 △12000

ルールの一番大きな特徴は、一発・裏ドラ・ノーテン罰がないことだ。


一般的なルールでは、多少強引なリーチをかけても一発裏ドラのおまけが

あり、さらに流局してもテンパイ料で元が取れる。


ところがこのルールではそれがなく、リーチをかけた場合の見返りが

かなり少ないのである。

しかも、相手はテンパイ料につられることなくしっかりオリてくるので

出アガリ率が極端に下がる。

「これくらい出るだろう」なんて甘いリーチが流局させられるのだ。

そして、点棒の動き自体が小さいため、リーチ棒の1000点も無視できない。

このルールでリーチをかける条件は、かなり限られている。

○ダマテンでのロンに比べ、リーチ・ツモでの点数がかなり上昇する。

○待ちが良い

○役がなく、ドラが1枚以上ある

○巡目が早い

○リーチ棒を出しても着順が落ちない

○オーラス近くで、点数状況的にリーチの1ハンが重要


他のルールと比べて

「とりあえずリーチをかけておいたほうが得」というケースが少なく

これらのうちいくつかを満たさないとハッキリいって損である。


たとえば、普通のルールではリーチをかけてもおかしくないのが

40符3ハンのこんな手


一萬二萬三萬一筒二筒三筒一索二索三索六索七索白白  ドラ二筒

これは絶対にダマテンの一手。


ツモアガリに関しては、リーチでもダマでもほぼ同じ。

だが出アガリはどうか。ダマなら5200、リーチなら8000ではあるが、

そうなるのケースはそれほど多くない。

2800増えるというよりは、5200を逃すケースのほうがはるかに多いと

考えるべきなのだ。


それでも覚悟を持ってかけてくるリーチの効果というのはやはり絶大。

大した手ではない他家は対応を迫られることが多いのだ。



それでも今節はリーチをかけるべき手牌にかなり恵まれた。


二萬二萬二萬四筒五筒六筒二索二索二索四索四索五索六索 ドラ四筒

一筒二筒三筒五筒六筒四索四索四索五索五索七索八索九索 ドラ一筒 親

五萬五萬五萬二筒二筒三筒三筒四筒三索三索七索八索九索 ドラ一筒 親

四萬五萬九萬九萬九萬三筒四筒五筒九索九索九索中中 ドラ九索 親
五萬六萬七萬一筒一筒二索二索二索八索八索八索西西 ドラ發 北家
六萬八萬九萬九萬六筒七筒八筒一索二索三索六索七索八索 ドラ北
四筒五筒六筒七筒七筒一索二索三索四索六索七索八索九索 ドラ三筒

マンガンツモでトップになるオーラス。


これら7つの手牌はすべて、上に挙げた条件を複数満たしているチャンス手で

巡目も早く、十分期待できるものであった。

これだけの手牌が4半荘で7回も入るというのは珍しいことだ。


さて、その結果は上から


5200 出アガリ

流局

流局

流局

流局

5200 出アガリ

8000 放銃


こ、これは一体(゜Д゜)。。

リーチ後にツモ切ること約70回、一度もツモアガることなく

不毛なツモ切りを繰り返すことになった。

テンパイ料がなく、リーチ棒は供託されていくので、

これらの局の収支はややマイナスになってしまった。


これだけのチャンス手でマイナスしたということは、

当然成績も成績もマイナスだ。


第11期ミューリーグ成績

山本 裕司 +79.2

藤原 健  +54.7

三原 孝博 +8.4

井出 洋介 △14.2

武則 輝海 △14.3

高見沢治幸 △21.8

小林 剛  △43.1

清水 英二 △49.9 


ミューリーグは毎月第4月曜日開催。

次節は5/27 13:30~ 会場:まーちゃお下北沢店

観戦自由です。


いよいよ明日から、麻将連合認定プロ上位8人によるリーグ戦

『第11期ミューリーグ』が開幕します。

ルールは一発・裏ドラ・カンドラ・ノーテン罰なし。

積み棒・リーチ後のアンカンなどもなく、シンプルかつ厳しいものです。


出場選手 (昨年度順位上から)


武則 輝海

小林  剛
井出 洋介

高見沢治幸

三原 孝博

山本 裕司

清水 英二

藤原  健


上位3人が、現将王王冠2忍田幸夫王冠2に挑戦します。

4/22(月)13:30~ 半荘4回戦
会場はまーちゃお下北沢店。
観戦自由。

こばごうのコレ切ってアレ食って


(地図中の京樽は携帯ショップに変わったのでご注意ください)



今年の残れば10年連続の決定戦ですメラメラ
見慣れない地味なルールかもしれませんが、このルールならではの

丁寧は対応や攻めが見られると思います。


みなさん見に来てくださいね~


そして第三期天鳳名人戦の予選がまもなく始まります!
こばごうのコレ切ってアレ食って

http://blog.tenhou.net/article/65161690.html

こちらもお楽しみに(゜∀゜)!

いよいよ最終戦。


小林 剛 +507

石橋伸洋 +462


差は45ポイント。

50-20-0-▲70という順位点なので、

小林4着か、石橋1着-小林3着なら点数関係なく負け。

1-2着なら15000点差

2-3着なら25000点差

これ以上離されると負けだ。


同点だった場合は両者優勝となる旨が発表された後、最終戦が開始された。


下家に座った起親石橋が、東1局の2巡目からペンチャンをチーして

プレッシャーをかけてくる。
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結果は3フーロしての1500。

こんな手も想定内だが、こちらがやりにくいのは確かだ。


1本場。

今度はリーチときた。
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こちらもテンパイ。

親の石橋に好き放題打たせると、あっという間に大差をつけられる恐れもあり、

降りてばかりはいられない。ということで

通ってないスジが多い間はある程度押そうと、こばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って を勝負!

そして運よくアガり切ることができた。


東2局はまたしても石橋。

こばごうのコレ切ってアレ食って チー、ペンこばごうのコレ切ってアレ食って チーと仕掛け、123の三色ドラドラをアガる。

ああ、ホントにめんどくさい(笑)


さて、解説の福地誠さん、鈴木たろうさんも驚いた

東3局の私の手牌である。

いまのところこばごうのコレ切ってアレ食って が頭で、イーペーコーのイーシャンテンだが

こばごうのコレ切ってアレ食って が三枚見えている。そこにこばごうのコレ切ってアレ食って が切られた。さてどうするか。
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ソーズは場に安いが、イーペーコーはややキツそう。

ということでここはチーしてこばごうのコレ切ってアレ食って 切り。役はタンヤオかこばごうのコレ切ってアレ食って で、

ソーズ待ちになればアガリはかなり見込めそうだ。

特にこばごうのコレ切ってアレ食って ポンしてのこばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って 待ちなら即決だろう。
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そしてツモこばごうのコレ切ってアレ食って でタンヤオへ。こばごうのコレ切ってアレ食って を切ってはいるが、

全員がほとんどソーズを持ってなさそうなこの場況ならなんとかなるだろう。

結果はすぐにこばごうのコレ切ってアレ食って が鳴けてこばごうのコレ切ってアレ食って タンキを即ツモ。

できすぎである(笑)
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南2局。

点数状況は、石橋35200 小林34300

石橋トップ-小林2着ならば、15000点差条件。

つまり、現状では14000ほどリードしているという状況だ。


ここで私の先制リーチ!

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ダマで安全に流す選択はもちろんあるのだが、

私がリーチに踏み切ったのは、場況を睨んでのもの。

ASAPINのこばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って 切り、coaのこばごうのコレ切ってアレ食って 切り、私の2枚のこばごうのコレ切ってアレ食って

見ると、こばごうのコレ切ってアレ食って はかなり山にいそうである。

実際はこばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って は3枚ずつ残っていた。

これをリーチでツモアガれば、残り2局で2万点差以上、

勝ちは決まったようなものである。


ところが石橋が追いかけリーチ!

現物待ちなんていってられない。ここがチャンスと見たのだろう。

そして高めの赤ツモ!!
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リーチ棒つきで、大きな大きな2000-3900。



  残りは2局、点差は2000。


1年間戦ってきて、最後の2局をこんな点差で迎えることになろうとは!

そして私に、なんと3巡目テンパイが入る。
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即リーチも悪くはない。

だが、それでいいのか・・・

考えた末、選んだのはこばごうのコレ切ってアレ食って でのテンパイ外し。

この形ならばすぐに好形に変化するはず。

ピンズで両面ができる可能性だってあるのだ。

4巡目のツモがこばごうのコレ切ってアレ食って 。当然の即リーチ!
そして一発ツモがこばごうのコレ切ってアレ食って !!



これで大きくリードしてオーラスを迎えた。

この半荘の持ち点は石橋42100小林39200。その差2900。


トータルでは12000の差である。
私はラス親なので、石橋にマンガンをツモられると同点優勝。

この局で終わらせるには、単独トップになってアガリやめをするか

流局してノーテン宣言をすればよい。


そこそこの配牌をもらい、8巡目にはピンフトラ1、2900のテンパイ。

待ちはこばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って

2900をアガると石橋と同点トップになる。

だが、北家スタートのため石橋が上位になり、アガリやめはできない。


リーチをかければどこからでもトップになる。


さてどうするか・・・?

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私の選択はダマテン。

ツモか直撃ならばトップで終了。

テンパイを崩してのノーテン流局でもよい。


迷わずリーチをかける人も多いだろうが、それはどうだろうか。

coaの3位、ASAPINの4位は確定していて、

上位ふたりが優勝を争っているというこの状況。

すでに静観に入っているcoaとASAPINが、

私のリーチに放銃するだろうか?

迷彩のきいた待ちならともかく、こんなピンフ手に。


それはありえない。

ここまで戦ってきた天鳳を代表するこの2人。その点は信用できる。


となればリーチの意味はない。

ダマなら2人が打つかもしれないが、見逃してツモか直撃に賭ければいいのだ。

リーチ棒を出すと、石橋のマンガンツモでの同点優勝を逃してしまうのも怖い。


そう考えれば絶対ダマの一手だ。

十分に時間をとって考え、納得してこばごうのコレ切ってアレ食って を切ってテンパイにとった。


そして15巡目。最後の選択。
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対面のASAPINがこばごうのコレ切ってアレ食って 切り。

ピンズが極端に安い状況で、私がテンパイしているとも限らないので

これは責められない。


これをどうするか。


長考を繰り返している石橋から今にもリーチが入りそうな雰囲気だったが、

ここは勝負の見逃し!


もしアガれば、次局の石橋はハネマンツモを目指して手を作ってくるだろう。

それが成就すれば私は優勝を逃す。

だが、この局はマンガン狙いできているはずであり、そのマンガンツモならば

同点優勝なので、私も歓迎なのだ。

後になって考えれば当然の見逃しだが、実際やってる本人はドキドキ!

放送を見ると大長考ともいえるようなラグが入っていた。


そして直後に石橋からリーチが(゜Д゜)!!

想定通りとはいえ、さすがにアガっておくべきだったかと焦る(笑)
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石橋のツモは2回。一発か海底でちょうどマンガンという

ギリギリの手作りだったようだ。


できれば一発と海底を消す鳴きをしたかったがそうもいかず、

流局狙いに切り替える。。

そして裏々でのハネマンでないことを願うのみ。。。


―――流局。


私の優勝が決まった。



第二期天鳳名人戦 最終結果。
1   535.0  14.86  36  8/12/14/ 2 2.28 Ⓟ小林剛
2   527.0  14.64  36 11/11/ 9/ 5 2.22 Ⓟ石橋伸洋
3   -83.0  -2.31  36  8/ 8/11/ 9 2.58 coa
4  -228.0  -6.33  36  8/ 9/ 7/12 2.64 ASAPIN

5  -169.0  -7.04  24  5/ 9/ 2/ 8 2.54 Ⓢ福地誠
6  -232.0  -9.67  24  6/ 5/ 5/ 8 2.63 Ⓟ鈴木たろう


7  -112.0  -5.60  20  5/ 3/ 6/ 6 2.65 (≧▽≦)
8  -141.0  -7.05  20  7/ 1/ 5/ 7 2.60 Ⓟ多井隆晴


1年間戦い、結果的に2人に50万点ずつ集まった形だが、その差は

わずか8000点。本当にギリギリの勝ちだったといえよう。


天鳳段位戦に近い、4位が重いルール。

たまたま恵まれて4位が2回だった私が優勝したわけだが

内容的には石橋の完勝だったのではないか。


2節終了時に▲231で最下位だった石橋が、そこから28戦で

1位10回、4位1回。実に650ポイントも稼いだのだ。

私は常に追い詰められて、逃げまわっていた印象しかない。

道中も高い技術を見せつけられ、牌譜を見ても、本人から話を聞いても

感心させられるばかりであった。


苦闘を強いられながらも懸命に決勝を戦ってくれたcoaとASAPIN、

全員の対局者に、そして運営の方々にもあらためて感謝したい。



第三期天鳳名人戦は間もなく始まる。

ついにアノ人が出場するとのウワサが・・・!?

ついに最終節をむかえた第二期天鳳名人戦。


約1年間に渡る長い戦いが、この4戦で決着する。


ここまでのトータルは

石橋伸洋 +449

小林 剛 +440

coa   +4

ASAPIN△142


2人には申し訳ないが、完全に石橋とのマッチレース。

1順位の差で20~70のポイント差がつくこのルールでは

ほぼ同点と言える。ただ、着順が同じだった場合だけは

石橋有利なので、私の優勝確率は49%ほどだろう。


あとはそれぞれが自分の信じることをするだけ。


石橋・小林は簡単で、自分の順位上昇と相手の順位低下が目標。

特に相手を1回でも多くラスに落とすことができれば一気に有利になる。

ただ、coaとASAPINは難しい。4連勝かつ上位2人に34・43と押し付ければ

優勝の可能性はあるものの、確率は0に近い。

それでもわずかな可能性に賭けて勝負し続けるのもいいし

上位者の勝負に大きな影響を与えないように普段の1戦のように打つものありだ。



1回戦東1局は、私の1300。

coaのリーチを追いかけてのアガリであり、最初から戦闘態勢に

入っていたといえるだろう。


そして東2局のこの仕掛け。
こばごうのコレ切ってアレ食って-10-1東2
こばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って 待ちで、アガれるのは2枚切れの

こばごうのコレ切ってアレ食って のみという珍しい4面待ちであるが、これは当然の仕掛け。
場を見るとソーズの6~9が極端に安く、残り2枚のこばごうのコレ切ってアレ食って

使える人は誰もいない。絶好の待ちである。

結果はcoaへの放銃に終わったが、ちゃんと打てている自覚はあった。

南1局はASAPINの大連荘。

アガリ自体は自然なものだったが、目についたのはcoaの押しっぷり。

ASAPINの親リーチに対し、ド終盤に超危険牌で放銃したのだ。

どうやら、わずかな可能性にかけてトータルでの逆転を狙っているようである。
この姿勢をはっきり見せてくれるのはありがたい。


対するASAPINはおとなしい感じ。

石橋・小林を無理に落とすという意図はなく

南3局の私の親を、4巡目ピンフのみのダマテンで流す。

勝負を歪めることなく、我々の勝負を見守る姿勢だ。


1回戦はそのまま、石橋2着ー小林3着で終了。

点差はそれほど開かず、残りは3戦。


石橋 473

小林 425


2回戦。

珍しくASAPINが積極的に仕掛け、9巡目にひとりテンパイ。

そこに2人から仕掛けが入ってこばごうのコレ切ってアレ食って を掴んだところ。
こばごうのコレ切ってアレ食って-10-2東2
なんとこれが止まるのである!

切ったのは同じく通ってないこばごうのコレ切ってアレ食って

私の最終手出しは、たった今coaに鳴かれたこばごうのコレ切ってアレ食って であり、

確かにここは危険なところではあるが。。。

手牌読みの正確さ・自信、そして勝負の邪魔をしないという

姿勢が徹底している。

あとから見直してわかったことではあるが、

この一打だけでもASAPIN天鳳位の力を物語っている。



オーラス。3着目石橋のピンフツモで、小林2着ー石橋3着。

リーチをかけていれば逆転していたのだが、ラス落ちのリスク回避を

重視したようだ。

石橋も私も、勝負はまだ先だと思っている。


石橋470

小林444


3回戦。

そろそろお互いの攻めがキツくなってきたのがこの3回戦。

リードされた石橋の、この即リーチ。
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そして大きな一発ツモ!

特にこばごうのコレ切ってアレ食って がいい待ちだったわけではないのだが、勝負をかけてきた。

しかも、私のこばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って 待ち追っかけリーチを潰してのアガリである。
ここで思い切ってリーチができるのが石橋の強さだ。


私も黙っているわけにはいかない。

coaの先制リーチに対してこの追っかけ。
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こばごうのコレ切ってアレ食って 切りでは、ダマでもリーチでも待ちは悪く、勝ち目は薄い。

リーチをかわしてアガり切ることが重要なこの局面では弱いのだ。

それよりもこばごうのコレ切ってアレ食って 切りリーチのほうが強い。

共通安牌がないこの状況では、こばごうのコレ切ってアレ食って が通れば

こばごうのコレ切ってアレ食ってこばごうのコレ切ってアレ食って は安牌候補の筆頭になる。

無スジとはいえ、組み合わせ上では通ることのほうがはるかに多いの

だから、一発とか赤とかそんなもので揺れてはならない。

ここは勝負する一手だ。


結果は石橋とASAPINが降りて打つことはなかったが、山に4枚いた

こばごうのコレ切ってアレ食って をcoaが掴んで私の勝ち。



そして勝負の南3局を迎えた。
まずこの配牌である。

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たいしたことはないが、こばごうのコレ切ってアレ食って を活かして局を進められそう。

うまくいけばホンイツになるか。

こばごうのコレ切ってアレ食って-10-3-n32

そしてソーズが寄って来たところでこばごうのコレ切ってアレ食って をポン。

ホンイツも見ているのと、役牌を限定されたくないのでこばごうのコレ切ってアレ食って 切り。
こばごうのコレ切ってアレ食って-10-3-n33
そこでこばごうのコレ切ってアレ食って をポンできたのでこばごうのコレ切ってアレ食って 切り。

絶対ホンイツというわけではないので手広く。

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さらにこばごうのコレ切ってアレ食って をポンしてこばごうのコレ切ってアレ食って 切り!これが勝負の一打。
ツモこばごうのコレ切ってアレ食ってこばごうのコレ切ってアレ食って に備えるという理由もあるのだが、

ホンイツに見せないという目的が大きい。
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そして次のツモが4枚目のこばごうのコレ切ってアレ食って 。手出しでこばごうのコレ切ってアレ食って 切り。


勝った!


9ー字牌ー字牌ー7 という切り順は、ピンズの7のまわり。

つまり4~7あたりを持ってますというサインであり。

絶対ホンイツには見えない。

本命はこばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って か、こばごうのコレ切ってアレ食って と何かのシャンポンである。

ピンズが雀頭だった場合は、マンズソーズのどんな待ちもありえるのだ。

誰も使えないこばごうのコレ切ってアレ食って が止まる人はいない。

黒子に徹しているASAPINでさえ止まらないだろう。

そして石橋からこばごうのコレ切ってアレ食って の直撃に成功!



さて、ここまで考えてもこばごうのコレ切ってアレ食って は残せないというのが普通だろう。

当然だ。私も4巡目に切るのが普通だと思っている。

こばごうのコレ切ってアレ食ってこばごうのコレ切ってアレ食って の重なりを逃すリスクはかなり大きい。


ただ、迷彩というのはリスクを負っているほど効果が大きいもの。

誰でもできるようなリスクなしの迷彩では、相手の読みの範疇なのだ。


今回は思い切ってリスクを負い、ズバリうまくいったといえる。

これで小林1着ー石橋3着。


小林 507

石橋 462


最善手とはなんなのか。そんなのは誰にもわからないが、

ここまで全員が知恵を絞って懸命に打牌をしているのがよくわかる。


ついに最終戦へ。


続く