大井神社の御例祭――秋の夜、神様に捧げる音楽とお囃子
10月15日(木)、島田市の大井神社で御例祭が行われます。
大井神社のお祭りといえば、三年に一度の「大井神社大祭」を思い浮かべる方も多いでしょう。私も、町にお囃子が響き、祭りの熱気に包まれるあの時間が大好きです。
けれど、その間の年にも、神様へ感謝を伝える大切なお祭りが続いています。それが、毎年10月15日の御例祭です。
「例祭」という言葉は少し聞き慣れないかもしれませんが、それぞれの神社にとって、最も重要な祭典とされています。
大井神社では、日頃の御加護に感謝し、氏子の安泰と繁栄を祈ります。そして三年に一度、この例祭が「大祭(例大祭)」となります。
大祭の賑わいも、毎年重ねる感謝と祈りにつながっているのですね。
今年の御例祭の夕刻には、音楽や演舞、お囃子の奉納も予定されています。
18時から――三女神に捧ぐ、バロック音楽
まず、18時からは「三女神に捧ぐ いにしえの響き――バロック音楽の奉納」。
大井神社には、日・水・土に関わる三柱の女神様がお祀りされています。その神前で、三人の女性演奏家が歌と楽器の音色を捧げます。
出演は、
・鈴木美穂さん――メゾソプラノ
・青島由佳さん――フラウト・トラヴェルソ
・戸崎廣乃さん――チェンバロ
大井神社が現在の場所へ遷座したのは、元禄2年(1689年)。ヨーロッパでバロック音楽が奏でられていた時代と重なります。
島田の神社と、遠いヨーロッパの古楽。
同じ時代を手がかりに結びつくと思うと、どんな響きになるのか楽しみです。
演奏は約20分。会場は大井神社の拝殿内で、40席が用意されています。境内からも、どなたでもお聴きいただけるとのことです。
※当日は電子チェンバロを使用します。
19時から――演舞と太鼓、お囃子の奉納
続いて19時からは、「大井神社御例祭 演舞奉納」。
出演団体は、
・吉住小友也 社中
・花柳智太三 社中
・大井神社雅龍神太鼓
・第壹街お囃子
・第三街お囃子
・第二街こどもお囃子
・第四街お囃子
会場は大井神社拝殿。入場無料で、北殿・南殿より見学できます。
「奉納」とは、神様に捧げること。
歌や踊り、太鼓やお囃子も、そう思って見聞きすると、いつもとは少し違って感じられそうです。
大人たちが磨いてきた芸も、子どもたちが一生懸命に奏でるお囃子も、それぞれの形で神様へ届けられる。そして子どもたちが参加する姿には、この町のお祭りが次の世代へ続いていく頼もしさも感じます。
大祭が好きだから、毎年の御例祭にも
三年に一度の大祭に、張り切って参加する私たち。その祭りの中心におられるのは、大井神社の神様です。
毎年の御例祭も、神様に感謝を捧げる大切な日。大祭を楽しみにする私たちこそ、この日にも足を運びたいですね。
10月15日、ご都合のつく方は、一緒にお参りしませんか。
神様に手を合わせたあとは、奉納される音楽や踊り、お囃子を、神様とご一緒に楽しませていただきましょう。
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