せん‐ざ【遷座】とは神様のひっこし (プロローグ:慶長の大水~野田山のお手水ヶ谷) | 大井神社大祭総合研究所

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せん‐ざ【遷座】とは神仏または天皇の座を他の場所に移すこと。

神社大井神社遷座の足あと

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今から1148年前

・貞観7年(865年)『授駿河国正六位上大井神社従五位下』(駿河国)正六位上(しょうろくいじょう)大井神社に従五位下(じゅごいげ)を授く)との記載があります。

・『駿河記』(1812年編纂)、『駿河志料』(1861年)によると、ある時現在の川根本町大沢村より流されて島田に祀られたとされています。

・はっきりと島田に鎮座の記録が残っているのは建治2年(1276年)

・慶長9年(1604年)7月の大洪水で、島田の街と共に大井神社は現在の元島田の野田山へお遷しされます。

・元和元年(西暦1615年)になり、島田の町も元の町並みに戻り、大井神社は現在の御仮屋町のお旅所(おたびしょ)の地にお遷しされました。

・その後、占いにより元禄2年(1689年)現在の御社地(大井町)にお遷しされました。

・元禄8年(1695年)から、元のご社地へ御神輿のお渡りが行われる。

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時計大井神社の歴史1148年を→1日(24時間)に凝縮してみます。

865年にはすでにどこかに存在していたわけですがこのタイミングを日付けが変わる午前0時

2013年の今を一日が終わる24時とすると‥

・0:00
奥大井に存在していた。
(平安時代)

・8:36
下島に祀られていた。
(鎌倉時代)

・15:27
大水のため野田山へ避難
(江戸時代)

・15:41
下島へ戻る

・17:14
現在の場所へ遷座

・17:21
元のお宮への里帰り(神輿渡御)始まる~つまり大井神社大祭

・24:00
現在に至る。


こうして見ると現在地に鎮座している時間は神社の歴史の中では28%位ですかね。

昔の事を知らない私たちは神社はずっとここにあったような錯覚を持ちます。

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私たちの祖先は

恵と畏れをもたらす大井川を神として敬ってきました。

その年代は記録のある865年より前だと考えても不自然ではないでしょう。

大井川の神様

大井神社‥ いつから存在してたんでしょうね

そして

25時、26時の大井神社と大井神社大祭はどんな風になっているのかな(o^-^)

クローバー