意味《牛の曲がっている角をまっすぐに直そうとして
かえって牛を死なせてしまうことから》
小さな欠点を直そうとして
かえって全体をだめにしてしまうたとえ。

去年だったか
NHKでジブリアニメ『借りぐらしのアリエッティ』のメイキング番組があった。
この映画
企画・脚本 宮崎 駿
監督 米林 宏昌
(通称:マロ)
宮崎さんは自分の後継者の一人になるようマロさんに期待していた。
マロさんの仕事に口出したくてしょうがない。
でも、そうしないのには理由があった。
宮崎さんは それまでのジブリ作品の監督に対しては
言いたいことは、言ってきた。
『耳をすませば』の時、かなり作品に口出したそうで
書き直しや場面変更の要求は当たり前だったそうだ。
そのせいで監督は体を壊して死んでしまった。
気の毒である‥ 合掌。
宮崎さんの言葉
「ああしろこうしろっていう風に細々(こまごま)と注文をつけるのは
やっぱり角を矯めて牛を殺すことになるんです。
だからそれはやっぱり
やっちゃいけないことなんですよ。
乱入するのは一見簡単だけど
それで鼻面(はなづら:鼻の先端)つかまえて
あっち行けこっち向けってやって
いい結果になるはずはないから」
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何回か祭に参加させてもらってると
若い衆に対して
老婆心からアドバイスしたくなる。
角を矯めて~を、自分に言い聞かせる。
(`・ω・´) ウン
彼らと祭りの話をしていて
マチガイを指摘される事がある。
実は、そういうシーンはキライではない。
むしろ 恩返しされている気分だ。
こんな感じの時もある
「(`Δ´)だからケーちゃんはダメなんだよ!」
ハハハハハハh
弟子にスリーカウント取られた
プロレスの師匠のようだ。
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大井神社大祭には 祭りは現役のものという不文律があるそうだ。
(現役とは青年三役(青年長、応接長、会計長)と各係長の事)
まったくその通りである。
最後に宮崎さんのインタビューからこの言葉を
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『一番責任を背負った人間が
必死に考えて
これがよかろうってとこに
たどり着くしかないんですね。』
