第壹街青年長 安原米蔵
十月一日、例の通り一丁目稲森鯛次郎方を、青年本部に借用す。
(中略)
本日より、各町締め切り及び幟を立つ。
一天碧空、拭うが如き秋空に翩翻(へんぽん)と翻る大幟の雄々しさは
恰(あたか)も吾等の前途を祝福するが如く、予断するが如く
第壹街青年三軍の陣は、既にこの時に於いて、敵陣を呑むの概が有った。
衣装揃え事件につづく。

この文章は、約1世紀前(1920) まだ電話も車もない時代
我々の先人の書いた大祭時の日記の一部です。
なんとまあ よくこんな凛とした文章が書けるよね。緊張感さえ覚えるよね。

この文章書いた時、この方21才なんだよ。
今の21才でこんな文章を書ける方って何人いるんだろうか?
なんか 時代劇のイクサの前の武将みたいだよね‥! 現代人も見習いたいね。
この記録、青年長としての日記だけではなく、決算報告や演目、祭典心得、大井神社大祭議定書
なんかもキチンと整理されていて当時の祭りを検証するのには最高の材料なんだよ。
島田人(主に大井神社周辺)のご先祖さまの名前も見ることができるよ。
貴重な史料を残してくれた安原米蔵氏
資料の公開に快諾していただいた、氏のお孫さんにあたる安原さん
時代をこえて、二方にお礼を‥ m(__)m ありがとうございました。

大祭に携わっている皆様 どうぞ記録を残してください。
そしてそれを共有の財産として未来人に託していきましょう(・ω・)/
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ところで‥この文章(日記)のあと 事件が‥ ふふふ
つづきはまた φ(.. ) いつか
本日はこれまで。 アデュー!
