カリフォルニア・ガールも、お手上げの。 | kobacabana 3.0

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音楽、食、酒、街、男と女・・・・
日々に感じる雑感を
懸命にまとめています。

土曜日、日曜日、これが、
 
私の安息の連休、休暇日である。
 
 
 
 
夏休みに入り、会社のネットワークには
 
極力繋がずビジネスを忘れ、
 
毎日、ジムでズンバ、スタジオでダンスを楽しんでいる。
 
 
 
毎朝そのウェアやタオルを用意してデイバッグに詰める時間が、
 
とても心地よい。
 
身体の中で振付が思い出せなくても、
 
ビートが、曲のアレンジが、動き出す。
 
こういう生活、
 
毎日していたら、そりゃぁ楽しいだろうナ、と、
 
思うわけである。
 
 
 

 
 

四人掛けのテーブルにひとり通される。韓国海苔と、冷えたお茶のポットに、オシボリ。
 
 
 
 
 
土曜日は一週間の中で最も好きな曜日、である。
 
二日間、自分の好きなように過ごせるわけで、
 
その導入部である土曜日の朝は、私にとって、宝物である。
 
 
 
土曜日はコロナ戦争下、基本、5時には起き出す。
 
洗濯機を回しつつ珈琲を入れて、書斎で音楽鑑賞しながら過ごす。
 
最近は集合ポストまで新聞を取りに行くのは、止めた。
 
新聞は後でじっくり腰を据えて読むのが一番で、
 
行間や真意が得づらいネット版は、ツイッター等での見出しで充分である。
 
 
 
奥からナムル、キムチ、そして辛味豆腐。ビールをガマンする。あ、それ、愚策宣言前の話。
 
 
 
会社のWeb問診でも回答したが、
 
酒量は、コロナ戦争前よりも、増量した。
 
家飲みは、際限が無い。書斎が快適なリスニングルームでもあり、
 
情緒が高揚されて、どんどん聴き込んでしまい、
 
そして、痛飲してしまう。
 
 
 
従って、翌朝は喉が渇き、そして腹が空く。
誰も起きてこない。
 
 
 
だから、自作する。
 
 
 
 
自作となるとガッツリ系の品を作るのが恒例で、
 
朝から、ラーメン、かつ丼、カレー、炒飯など、である。
 
別に立ち上げているInstagramにそれを自己満足150%で投稿し、
 
悦に入る自分に、更に酔いしれている。
 
 
 
ムンチ・サラダ。韓国海苔をちぎって載せる。とにかく、味変が好きだ。
 
 
 
 
 
 
9:50 自宅の地下駐輪場から出発、
 
商店街を走り、ほぼ5分で、指導を受けているバレエ・スタジオ下に到着。
 
階段を登ると、次第にマダムたちの可愛い話声が聞こえてくる。
 
4階に到着、お着換え中の美マダムが居ないか確認して、
 
スタジオにそっと、入室。
 
 
 
奥地とは言え、バダイは言わずと知れた、美マダムの宝庫。
 
 
 
選りすぐりのマダムたちの最上級クラスが、
 
ピーチク、パーチクと賑やかである。
 
 
 
こんな幸せな朝を迎えられるなんて、和歌山のドンファンでも経験していない。
 
居酒屋やバーに、女臭を狙って来店しない限り、
 
普通、美マダムに、接触などできないのだ。
 
 
 
が、この私は、男ひとりに、美マダム12名+美先生。
 
 
つくづく世界一、幸せだと思う。
 
 
 
 
辛味豆腐のタレを移植、一滴も残さずに、再利用し味変を楽しむ。
 
 
 
 
 
が、何故だかわからないのだが、美マダムのほとんどは、
 
ワクチンの接種が私より何周も早い。
 
私は周回遅れのダメ腕レーサーのようである。
 
が、それだけ安全な環境でもあり、私もマスクをきっりしりして、
 
ダンスに参加させて頂いている。
 
 
 
 
 
 
その月によって、ウォーミングアップの選曲を変えている。
 
BPMもしっかりチェックしつつ、
 
スクワットの指示のリズムに、ズレが生じないように
 
膨大な保有曲の中から、事前に用意している。
 
 
 
 
 
レアな曲を流しても無反応になってしまうし、
 
あまりに古風な演奏曲だと、スタジオ映えしない。
 
優れたカバーを探し出すことで、違和感なく美体を伸ばすことができ、
 
ウットリ、シットリする寸前の寸止め感を心得ているので、
 
ギリギリのムーディな雰囲気のもと、ストレッチを進めていく。
 
 
 
 
 
 
 
アサリのスープは、連夜の痛飲の胃の内部を撫でてくれる。嬉しい悲鳴が聞こえてきそうだ。
 
 
 
 
先生はとても気遣いのある方で、「あ、いいなぁ、懐かしいなぁ」とか、
 
「お酒が飲みたくなりますね」とか、「これこれ〜、大好き!」
 
等と、黒帯美マダムたちの緊張を解し、曲を用意した私をねぎらってくれる。
 
 
 
こんな空間があるだろうか。
 
 
 
 
土曜日の10:20、、、、、、私が選曲したノリのいい曲でスクワット、
 
バラードでストレッチで、ライトを消したスタジオで、美メロに酔いしれるのである。
 
 
DJは、クラブやバーで曲をつなぐ大変に難しい仕事である。
 
が、曲の繋ぎ部分をいかにきれい変えていくか、とか、
 
小気味いいスクラッチを聴かせるのが役目でもない。
 
 
聴衆の心をつかみ、その場、空間、時間をひとつに心地よく包むこと。
 
私はこのような意気込みで、日々、ダンスに楽曲を用意し、参加している。
 
 
 
心の中で、叫ぶ!
 
 
 
「今、この時。この曲が流れている空間は、
 
世界、宇宙で、
 
このスタジオだけだ!!!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今月は、ビー・ジーズでそろえた。
 
それには理由がある。
 
私がビー・ジーズを知ったのは、中学一年の夏休みであった。
 
だから、夏になると、ビージーズの、あのビブラート利かせ過ぎ、
 
のあのコーラスを思い出してしまうのだ。
 
 
 
 
 
 
クライマックスは、肉布団を敷いて。ハラミ肉をタレ焼きにする。ナムルを添えて、
上から白胡麻の雨を降らし、後は一気に、カカカカカと箸を小刻みにスイングさせフィニッシュ。
 
 
 
 
 
このブログの読者の皆さんで、奥地まで下っていないエリアの在住者の方々。
 
夏休みに、県内移動程度の外出に抑えるのなら、
 
是非とも、奥地バダイにまでお下り頂き、
 
成城石井、明治屋、PAUL、スクェア地下食品街、までお越しいただきたい。
 
ビーチ・ボーイズは、カリフォルニア・ガールがやっぱり、世界一、だと歌った。
 
バダイ・マダムたちが、あちこちで、灼熱のサンバのリズムに合わせて、
 
皆さんのハートを鷲掴みするに、違いない。