土曜日、日曜日、これが、
私の安息の連休、休暇日である。
夏休みに入り、会社のネットワークには
極力繋がずビジネスを忘れ、
毎日、ジムでズンバ、スタジオでダンスを楽しんでいる。
毎朝そのウェアやタオルを用意してデイバッグに詰める時間が、
とても心地よい。
身体の中で振付が思い出せなくても、
ビートが、曲のアレンジが、動き出す。
こういう生活、
毎日していたら、そりゃぁ楽しいだろうナ、と、
思うわけである。
四人掛けのテーブルにひとり通される。韓国海苔と、冷えたお茶のポットに、オシボリ。
土曜日は一週間の中で最も好きな曜日、である。
二日間、自分の好きなように過ごせるわけで、
その導入部である土曜日の朝は、私にとって、宝物である。
土曜日はコロナ戦争下、基本、5時には起き出す。
洗濯機を回しつつ珈琲を入れて、書斎で音楽鑑賞しながら過ごす。
最近は集合ポストまで新聞を取りに行くのは、止めた。
新聞は後でじっくり腰を据えて読むのが一番で、
行間や真意が得づらいネット版は、ツイッター等での見出しで充分である。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210717/19/kobacabana/2c/91/j/o0607108014973445747.jpg?caw=800)
奥からナムル、キムチ、そして辛味豆腐。ビールをガマンする。あ、それ、愚策宣言前の話。
会社のWeb問診でも回答したが、
酒量は、コロナ戦争前よりも、増量した。
家飲みは、際限が無い。書斎が快適なリスニングルームでもあり、
情緒が高揚されて、どんどん聴き込んでしまい、
そして、痛飲してしまう。
従って、翌朝は喉が渇き、そして腹が空く。
誰も起きてこない。
だから、自作する。
自作となるとガッツリ系の品を作るのが恒例で、
朝から、ラーメン、かつ丼、カレー、炒飯など、である。
別に立ち上げているInstagramにそれを自己満足150%で投稿し、
悦に入る自分に、更に酔いしれている。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210717/19/kobacabana/53/67/j/o0607108014973445754.jpg?caw=800)
ムンチ・サラダ。韓国海苔をちぎって載せる。とにかく、味変が好きだ。
9:50 自宅の地下駐輪場から出発、
商店街を走り、ほぼ5分で、指導を受けているバレエ・スタジオ下に到着。
階段を登ると、次第にマダムたちの可愛い話声が聞こえてくる。
4階に到着、お着換え中の美マダムが居ないか確認して、
スタジオにそっと、入室。
奥地とは言え、バダイは言わずと知れた、美マダムの宝庫。
選りすぐりのマダムたちの最上級クラスが、
ピーチク、パーチクと賑やかである。
こんな幸せな朝を迎えられるなんて、和歌山のドンファンでも経験していない。
居酒屋やバーに、女臭を狙って来店しない限り、
普通、美マダムに、接触などできないのだ。
が、この私は、男ひとりに、美マダム12名+美先生。
つくづく世界一、幸せだと思う。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210717/19/kobacabana/d7/5b/j/o0607108014973445756.jpg?caw=800)
辛味豆腐のタレを移植、一滴も残さずに、再利用し味変を楽しむ。
が、何故だかわからないのだが、美マダムのほとんどは、
ワクチンの接種が私より何周も早い。
私は周回遅れのダメ腕レーサーのようである。
が、それだけ安全な環境でもあり、私もマスクをきっりしりして、
ダンスに参加させて頂いている。
その月によって、ウォーミングアップの選曲を変えている。
BPMもしっかりチェックしつつ、
スクワットの指示のリズムに、ズレが生じないように
膨大な保有曲の中から、事前に用意している。
レアな曲を流しても無反応になってしまうし、
あまりに古風な演奏曲だと、スタジオ映えしない。
優れたカバーを探し出すことで、違和感なく美体を伸ばすことができ、
ウットリ、シットリする寸前の寸止め感を心得ているので、
ギリギリのムーディな雰囲気のもと、ストレッチを進めていく。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210717/19/kobacabana/a3/a7/j/o0607108014973445761.jpg?caw=800)
アサリのスープは、連夜の痛飲の胃の内部を撫でてくれる。嬉しい悲鳴が聞こえてきそうだ。
先生はとても気遣いのある方で、「あ、いいなぁ、懐かしいなぁ」とか、
「お酒が飲みたくなりますね」とか、「これこれ〜、大好き!」
等と、黒帯美マダムたちの緊張を解し、曲を用意した私をねぎらってくれる。
こんな空間があるだろうか。
土曜日の10:20、、、、、、私が選曲したノリのいい曲でスクワット、
バラードでストレッチで、ライトを消したスタジオで、美メロに酔いしれるのである。
DJは、クラブやバーで曲をつなぐ大変に難しい仕事である。
が、曲の繋ぎ部分をいかにきれい変えていくか、とか、
小気味いいスクラッチを聴かせるのが役目でもない。
聴衆の心をつかみ、その場、空間、時間をひとつに心地よく包むこと。
私はこのような意気込みで、日々、ダンスに楽曲を用意し、参加している。
心の中で、叫ぶ!
「今、この時。この曲が流れている空間は、
世界、宇宙で、
このスタジオだけだ!!!!」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210717/19/kobacabana/f0/f9/j/o0607108014973445770.jpg?caw=800)
クライマックスは、肉布団を敷いて。ハラミ肉をタレ焼きにする。ナムルを添えて、
上から白胡麻の雨を降らし、後は一気に、カカカカカと箸を小刻みにスイングさせフィニッシュ。
このブログの読者の皆さんで、奥地まで下っていないエリアの在住者の方々。
夏休みに、県内移動程度の外出に抑えるのなら、
是非とも、奥地バダイにまでお下り頂き、
成城石井、明治屋、PAUL、スクェア地下食品街、までお越しいただきたい。
ビーチ・ボーイズは、カリフォルニア・ガールがやっぱり、世界一、だと歌った。
バダイ・マダムたちが、あちこちで、灼熱のサンバのリズムに合わせて、
皆さんのハートを鷲掴みするに、違いない。