自称音楽ディレクター、スピーカー背負って、街を走る。 | kobacabana 3.0

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音楽、食、酒、街、男と女・・・・
日々に感じる雑感を
懸命にまとめています。

立ち上げたダンスの私塾では、
 
実は大変なミッションを担うことになった。
 
PTAや自治会の諸係決めのときは、
 
皆、自分が面倒な役回りになりたくないので、
 
にらみ合いになってしまうのが通例だ。
 
が、この私塾のメンバーは、さすがに、違う。
 
皆で面倒なことを分け合う姿勢の強い、
 
まさに大人の女性の集まりである。
 
 
 
 
「お世話になります」と先に言うひとには、
 
私は一定の警戒フラグを立てることにしている。
 
自分は何も出来ないので、どうか、よろしく、
 
という姿勢のひとが、会社組織には結構、多いからだ。
 
 
 

 
 
そもそも私塾を、土曜日の昼前に一本、
 
平日昼間に一本、計二本立ち上げたきっかけは、
 
20年来通ってきたジムKが閉館となり、
 
劣悪な音質ではあったにせよ、
 
一応は大きな音が出たので、そこに慣れている
 
美マダムたちの音に対する潜在的なニーズにどう、
 
応えるか、を先生と悩んだ。
 
先生は複数のスタジオを行き来する日々なので、
 
重い荷物を運ぶのは難しい。
 
 
が、凄い商品に出会う。
 
同じダンス仲間で超イケメンダンサーのS君から教えてもらった、
 
中華製スピーカー。
 
 
 
馴染みの居酒屋の座敷に持ち込んで、
 
音楽評論家のS先生、元〇放送のアナウンサーDさん、
 
と四人で、洋楽を聴きながら飲む宴会を開いたとき、
 
S君が居酒屋に持ち込んだのが、これだ。
 
 
 
 
 
この筒状のスピーカーを手持ちのスマホにBluetoothでつなげるだけ。
 
二本買えば、互いが接続し合い、右左に置いて、広がりあるサウンドが楽しめる。
 
洋楽、特にビートルズ、近代北米音楽史に著作の多いS先生も、
 
思わずS君が持ち込んだスピーカーの音に、唸った。
 
「これ、、、、、、凄いですね、低音もいいし、ボーカル(中音)が浮かび上がる・・・・
ハイハット(シンバルの一種)も、際立っている、、、、、こりゃぁ、、、、凄い!」
 
住宅ローン地獄で厳しい生活ではありつつ、
 
優れた音は、最優先したい。即、翌朝に、購入した。
 
360度に発音をする仕様なので、
 
店舗やアトリエなどに使うとよりこのスピーカーの良さが味わえる。
 
アナログの音には結局勝てなかった人間界ではあるが、
 
便利さも、大切だ。
 
私は私塾で、このスピーカーを背負い、
 
自発的に、音係を担うようになったのだ。
 
 
 
 
 
美マダムの中でも、諸係が自然発生的に決まっていった。
 
 
・検温係(安全日か危険日かを申告するため)、
 
・会計係(参加人数がまちまちなので前日に決定)、
 
・撮影係(先生の動きを追跡、周囲の黒帯も映る)、
 
・配信係(振付の復習向け。音を聴きなおすひとは僅少)、
 
その後、スタジオでの立ち位置を公平化するため、
 
・立ち位置管理係(輪番制により誰もが、先生の真横の横綱になれる)
 
を誰も手を挙げないので、私からひとり美マダムを、指名させて頂いた。
 
ここでその画像を掲載するのは控えるが、
 
筆ペンで美マダムら、に加えてkovaの名が漢字で掛かれている。
 
それは達筆で、毎回、位置の変わるポジション表を、
 
筆ペンで書いてくださるのかと思うと、その労に恐縮するばかりだ。
 
確かに、プロ野球も試合前に、先発オーダー表を
 
選手名、背番号付で審判に提出することが義務付けられている。
 
このポジション表が導入されたことで、
 
スタジオの中が、より一体化したように感じ入っている。
 
そして、交代制でその日の掃除係がモップでフロアを拭いていく。
 
 
 
 
 
 
ウォーミングアップは、Enigmaの曲が毎回固定だが、
 
その後のスクワット以降のBGMは、自称音楽ディレクターとして、私が担う。
 
木曜日は12時なので、丁度ビジネスマンにとっても昼休み。
 
ポップな選曲で心が躍るような曲を、当日の早朝、仕事しながら選ぶ。
 
土曜日は、ビジネスマンにとっては、ようやく来た休暇。
 
(平時、前夜金曜日の深い)酒が残っているような、
 
そんな匂いする曲にしている。
 
結局は自己中心、自己満足の選曲なのだが、
 
気遣っているのは百も承知だが、
 
先生からも一定の称賛の声を頂いている。
 
 
美マダムらは誰もが、正直、年齢不詳で、
 
もしかしたら私よりも皆、若いのかもしれない。
 
かと言って、タメ口きいて、後で年上だなんてわかったら、みっともない。
 
いつも、誰にでも敬語で低姿勢で会話するのが、私のポリシーである。
 
 
 
 
以下、勝手に好評と解釈して、この一ケ月半ばかりに、
 
スタジオで流したストレッチ用ナンバーをご紹介しよう(グラミー賞2021バージョン)。
 
 

 

 

 

 

 
ここから、スローに。
 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
奥地バダイに住む、我々庶民層向けの焼肉レストランD。
電話で、予約が多いか聴いてからが鉄則。
この日は「まだ全然です」とのことで、娘と。