【新潟県】 越乃雪月花:妙高酒造さん | 酒屋修行の日々

酒屋修行の日々

2016年夏に11年半 勤めた会社を退職し、実家の酒屋を継ぐことにしました。
見たり聞いたりやってみたりと、修行をしたいと思っていますので、その内容を記録したいと思いますヾ(^ー^)♪
→(追記)働き始めましたが、ブログは続けていますm(_ _)m

新潟県上越市の妙高酒造さんに、蔵見学をさせて頂きました(*^ー^)ノ

妙高酒造さんは、「越乃雪月花(こしのせつげつか)」、「妙高山(みょうこうざん)」ブランドを展開する蔵元です

 

大雪で電車が止ってしまい、約束の時間より4時間半も遅れてしまいましたが、、暖かく迎え入れて頂き、嬉しかったです(´_`。)

 

 

創業は1815年(約200年前)で、今は越後杜氏である平田杜氏のもと、お酒を造られています

 

越乃雪月花は、2003年に生まれました

 

2台の精米機で日中夜、精米します

夏場は、杜氏、蔵人も酒米を作っていて、その米で仕込んだ限定のお酒もありました(^~^)

 

精米機には、一升瓶を持った有名キャラクターが(^∇^)

 

精米初期のぬかと、後半のぬかでは、色が全然違いますね(´∀`)

 

洗米し、蔵の3階まで運びます

水は妙高山の伏流水を、蔵の中でくみ上げ使います(^O^)

 

蒸米器で蒸し

 

麹室

 

出麹

 

酒母

酵母はすべて自社培養の酵母で、「完璧な酵母は無い」との考えから、2つの酵母を同時に使い、それぞれの良い所を酒に反映させるのだそうです(^~^)

 

仕込み

 

搾り

 

 

雪月花はすべて瓶燗急冷火入ですが、圧で瓶が割れてしまうこともあるそうです(゚_゚i)

ただ圧のおかげで真空に近い状態になり、酸化しにくくなります(°∀°)b 

 

大きな貯蔵冷蔵庫

雪月花のため冷蔵庫を購入したそうです(^~^)

 

この冷蔵庫のおかげで瓶燗が可能になり、以前より「お酒のコク・香りが残り、旨みを保つことができる」ようになったそうですヽ(*'0'*)ツ

 

越乃雪月花をはじめ、今年の新酒等、たくさん利き酒をさせて頂きました(ノ´▽`)ノ

 

海外向けのお酒「モンメル」もありました(^O^)/

 

 

酒造りは、

①計画(酒質設計)が決まる

②米が決まる

③酵母が決まる

④麹を決めて、仕込む

のだそうです。

 

最初に決めた計画のために、多くの引き出し(経験、知識、情熱)を使ってお仕事をされていることがわかりましたφ(.. )

 

②米の調子が悪くても言い訳にせず、④で結果を出していく。

調子が悪くてもチームに勝ち星を付ける、広島黒田投手のように感じました(´∀`)

 

杜氏にできることは「与えられた設備で品質管理、衛生管理に最大の努力をすること」に尽きる。ともおっしゃられていましたヽ(*'0'*)ツ

 

杜氏には、

「蒸しの時間や温度、蒸しの4つの効果」

「もやしをきるタイミングの見極め方」

「具体的な麹の酵素と酒への影響」

「酵母の培養手順、設備」

等も、とても詳しく教えて頂きましたm(_ _ )m

 

杜氏の言葉は一つ一つが重く、経験に裏付けされていて、とても勉強させて頂きました。

 

 

 

おまけ

前日の大雪の結果、雪がキノコのようでした(^~^)

 

妙高酒造さんのホームページはこちら

 

  にほんブログ村 酒ブログへ

バナーを押すと投票されます。応援お願いしますm(_ _ )m