先週ご紹介したEF200の登場時塗装。

KATO 3036-1
“EF200(新塗色)”
入線は昨年の8月。

明るいスノーホワイトを基調とした以前の塗色に比べ、グレーを基調とした落ち着いた風合いが特徴的な外観です。
多分汚れ対策なんでしょうね。

それはそれで“働くキカイ”って感じがしてエエですね。
前回も触れた様に、需要増加に伴いハイパワーな機関車が求められ、将来的な1,600t列車の牽引を実現できる様に設計されたEF200は、景気後退による需要減少により、行われるはずだった変電所などの改良も実施されずその性能を持て余す事となってしまいます。
のちに登場するEF210に取って代わられる形でEF200はその活躍の場を奪われ、先輩のEF66が半世紀に渡り活躍を続けているにも関わらず2019年3月をもって全車廃車の憂き目に遭いました。

現在は日立製作所の水戸事業所に901号機が、そして吹田機関区に2号機が保存されておるのみだそうです。

EF200もまた、“バブルに咲いた徒花”だったのでしょうか?
ただ、個人的にはのちに生まれる数々のJRF機の礎を築いた名機であると考えております。

〈EF200ひとくちメモ〉

量産車トップナンバーである1号機は2008年に復旧工事が見送られて部品取り車として広島車両所に留置されていたが、2011年度に廃車、2013年1月に解体されている。主要部品確保が困難であることから三全検は見送られ、検査切れの車両から運用離脱していくこととなった。2016年3月のダイヤ改正で定期運用は大阪貨物ターミナル駅以西のみとなり関東圏への定期運用乗り入れはこのダイヤ改正をもって消滅した。そして2018年3月ダイヤ改正で定期運用を終了し吹田機関区のEF66形やEF210形の代走運用のみとなった。

2017年3月1日時点では2・4-7・10・17-20の10両が吹田機関区に配置されている。

2019年3月28日をもって全車が運用から離脱した。最終運行は18号機の幡生操車場〜吹田貨物ターミナル駅間での運用であった。

(Wikipediaより)



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