七月も水曜まで。まだ猛暑は続きそう。

棚卸し直前で、仕事がないと思っていたら、担当者はもう来ないと言っていたのに、日傘の注文が2000本。明後日には出さないといけないから、明日中にラベルをつけないといけなくなり、大変だが、仕事があるだけ、ありがたい。


仕事帰りに、市立図書館分館へ。

四冊返却。内一冊は読まずに返す。

新たに五冊借りる。

今日借りた本


一穂ミチ

「ひかりのとこにいてね」

文藝春秋、2022


川瀬七緒

「フォークロアの鍵」

講談社、2017


堂場瞬一

「穢れた手」

東京創元社、2013


方丈貴恵

「アミュレット・ホテル」

光文社、202307


大崎梢

「春休みに出会った探偵は」

光文社、202403



前にも読み掛けたものの、途中で挫折したもの。ようやく最後まで。

主人公は消防士、大山。都内にある東京消防庁管内の飯倉消防出張所に勤務。入庁してから事務職になり、地方公務員として、定年までのんびり過ごしたい。そう希望していたのに配属されたのは、最新鋭の機材を駆使して火災に立ち向かう、消防に特化した部隊。高卒の彼には転職も難しいと半ば諦めの気持ちで職務についている。

最近管内で起きた火事騒ぎがみな薬物をひそかに作る現場になっていることに気づいた大山は、高校時代からの二人の友人、守と裕二の助けを得て、単身調べ始める。食堂ですりから財布を抜き取られた男を助けた大山は、その男が火事現場にいつも来ていることに気づく。やがてその男がやくざに雇われて、純度の高い薬物を作るコックだとわかる。火事の現場は彼に内緒でやくざが作った工場だと知り、やくざと手を切ろうとしたコックを助けようとする大山。自身も襲われたりしながらも、コックを救いだし、警察に出頭させ、やくざらを逮捕させることで終わる。

普段は嫌だと思いながらも、消防に命をかけ、困ったものを見捨てられずに、つい行動を起こしてしまう大山。バカなやつだと非難しながらも、彼を手助けする友人二人。そんな彼らを描いたシリーズ作らしい。はじめの方の、大山の行動をおう描写が長たらしく、前に読んだときは退屈してしまい中断したが。今回は事件の概要を知ってから読んだからか、最後まで行けた。


再読だが、しっかり読めた。

横浜だと思われる県警に配属された新人キャリアの警察官、甲斐はなぜか、捜査一課の管理官に着任。管内で続く連続放火事件の陣頭指揮をとることになる。陰でバカにされながらもノンキャリアの捜査官らの協力を得て、次々と起こる殺人事件に取り組む。実は本部長久世はひそかに、県を牛耳る産業グループのトップ飯島を標的にしていたが、県警内部にも飯島に繋がるものがいて、少人数で秘密捜査をしていた。そのグループに入れるために、甲斐を赴任させた。

いくつもの殺人事件や見せしめのような死体域事件が起きており、背後には飯島か、その腹心の坂東がいた。十二年前に起きた警官焼死事件に端を発する警察と政財界を巻き込む疑獄に挑戦する甲斐。

二年の任期内に無事解決はできたものの、多くの犠牲者を生んだ。そんな青春の甲斐を描いた警察小説。