再読だが、しっかり読めた。
横浜だと思われる県警に配属された新人キャリアの警察官、甲斐はなぜか、捜査一課の管理官に着任。管内で続く連続放火事件の陣頭指揮をとることになる。陰でバカにされながらもノンキャリアの捜査官らの協力を得て、次々と起こる殺人事件に取り組む。実は本部長久世はひそかに、県を牛耳る産業グループのトップ飯島を標的にしていたが、県警内部にも飯島に繋がるものがいて、少人数で秘密捜査をしていた。そのグループに入れるために、甲斐を赴任させた。
いくつもの殺人事件や見せしめのような死体域事件が起きており、背後には飯島か、その腹心の坂東がいた。十二年前に起きた警官焼死事件に端を発する警察と政財界を巻き込む疑獄に挑戦する甲斐。
二年の任期内に無事解決はできたものの、多くの犠牲者を生んだ。そんな青春の甲斐を描いた警察小説。