帰省などの最中だろうに、台風のために交通機関は麻痺。名古屋東京間の新幹線は終日運休らしい。

台風がそれた東海地方は晴れて、猛暑。


今、県立図書館へ。四冊返却したが、読めたのは一冊だけ。

新たに、五冊も借りたが。

今日借りた本


池永陽

「いちまい酒場」

講談社文庫、202405


中山七里

「ヒポクラテスの悔恨」

祥伝社文庫、202306


「ヒポクラテスの悲嘆」

祥伝社、202403


アンガス・フレッチャー

「世界はナラティブでできている

なぜ物語思考が重要なのか」

青土社、202404-05


村井康司

「ページをめくるとジャズが聞こえる

村井康司《ジャズと文学》評論集」

シンコーミュージック・エンタテイメント、2020


今日はさらに三洋堂書店にまで足を伸ばし、古本文庫を久しぶりに購入。

今日買った本


内田康夫財団事務所

「奇譚の街  須美ちゃんは名探偵!?」

光文社文庫、202405


山本甲士

「民宿ひなた屋」

潮文庫、2022-2024


佐伯泰英

「芋洗河岸1 陰流苗木」

光文社文庫、202401


「芋洗河岸2 用心棒稼業」

光文社文庫、202402


「芋洗河岸3  未だ謎」

光文社文庫、202403



1960年代のアメリカ。化学者を目刺しながらも、周囲の保守的な女性観により、業績を認められなかったり、盗用されたり、挙げ句の果てにセクハラされたりして、研究所を追い出されたエリザベス。

研究所で評価が高い研究者キャルヴィンも性格的には人気がなく孤独だった。そんな彼と知り合い、恋に落ち、同棲を始めた二人だったが、不幸な事故で、キャルヴィンは死亡。後ろ楯を失い、研究所を追い出されたエリザベス。キャルヴィンがなくなってから気づいた妊娠。シングルマザーとして出産育児に励みなからも、収入もなく困っていたエリザベス。娘の幼稚園の友達の父親から声をかけられる。テレビで新たに企画してる料理番組にでてみないかと。上司からはセクシーに男性を魅了するようにやれと言われながらも、破天荒なエリザベス。白衣を着て、まるで化学の実験をするように講義しながら、料理を作る。上司には不人気ながら、視聴者には受けた番組。一躍有名人になるエリザベス。やがて全国放送にも出るようになり、科学者としての発言が物議をかますようになる。

化学を知ることで、人生を知る、人種や性別で差別することの理不尽さを女性たちにアピールするエリザベス。

共に孤児同様な過去を持つエリザベスとキャルヴィン。ラストには、キャルヴィンの出生の秘密があきらかになり、エリザベスも新たな出発をすることになる。

なかなかよかった。ベストセラーになるのもわかる。

第27回日本ミステリー文学大賞新人賞となった「警察官の君へ」を改題された作品。

埼玉県大宮署の女性刑事、蝶野未希は五十代はトレーニングジムに通い、体力を鍛えながら、刑事にしがみついていた。

17年前に息子を無惨にも殺されたが、いまだに犯人は見つからない。廃棄された冷蔵庫に閉じ込められ、殺された。一緒にいた少年が怪しい男を目撃していたが、なんの手がかりもない。

大学時代に知り合い、ともに警察官の親をもち、警察官志望ということで、付き合い結婚した夫隼人。警察学校でも一緒で、同期の宇月とも仲良くなった。一時すさんでいた隼人を更正させた交番巡査だった宇月の父親。時もたち、いまだに息子の事件を忘れない未希に対し、夫は刑事もやめ、さらには警察官もやめてしまい、家を出て別居した未希。いまだに愛情があるのか、離婚はしないまま。

非番の日、駅前で車の爆破事件に遭遇した未希。被害者は未希の息子の葬儀を担当した葬儀社社員。止まっていた時計が動き出したのか?

続いて、葬儀社員の同僚が刺殺される。

ドライアイスで殺された被害者が遺棄される連続殺人事件が起きていた大宮署管内。爆破現場でもドライアイスが見つかり、関連が疑われたが。

殺された葬儀社員を調べていくと、かなり怪しい人物だとわかる。ギャンブル好きで借金まみれ。キャバレーや金融会社と結託して、暮らしに困るシングルマザーに借金させて売春をさせていた。

殺された葬儀社員が、息子の事件に関わりがあることがわかり、さらに、夫の隼人がゆすられていることがわかり、事件は新たな局面を迎える。

捜査の果てに浮かび上がった真犯人は誰だったのか?その犯行動機は何だったのか?

これも正直スッキリする結末ではなかったが、それなりに楽しめたかな?