弥勒シリーズ最新作、といっても昨年の夏に出てる。ようやく手にして、読めた。

八丁堀にある同心、小暮の屋敷に奉行所の捕り方がきたものの、小暮がいない。昨夜帰ってきた気配は感じたものの、会ってはいない奉公人のおしば。

以来、小暮は行方不明となる。

同じ頃、岡っ引きの伊佐治は番屋に引き立てられ、尋問を受ける。小暮の行方を詰問される。一昨日別れたきりの伊佐治には、まるでわからない。

遠野屋の清之介は、知り合いの元町奉行だった旗本中村に頼み、口を利いてもらい、伊佐治は翌朝、無事に帰ることができた。

いったい全体、小暮はどこへ行ったのか?

少し前の様子を、伊佐治に聞きただす清之介。特別変わったことはないものの、一見ささいな事件のなかに少し気になるものがあり、二人は調べ始める。

その結果、清之介は、思い付く。小暮が隠れているのは、屋敷ではないか?一度調べられているから、二度と調べられず、外から帰るのを見張るものが表裏に立つものの、屋敷内はもう調べられない。隠し部屋でもつくって隠れているのでは。

果たせるかな、小暮は屋敷に隠れていた。彼の口からもたらされたのは、ささいな事件からつながる大罪だった。偽金作り。しかも、後押しする幕府の大物がいて、うかつに動けない。幕府内には、対抗して悪事を明かそうとする一派もいて、小暮はそれに荷担して、行方不明を偽装することで、敵を動かそうとした。

最後には、事件は揉み消され、暗殺者だった男を清之介が倒すことで終わる。

19日に第一巻を読了後、続きを読んできて、今、最終の第五巻を読み終える。

いつもは内容の概略でも書いておくのだが、金庸の作品は、展開が次々と変わり、読んでいて面白いものの、あらすじを書こうにもとりとめがないし、まあやめておこう。

最終巻の最後のエピソードには、前に読んだ「倚天屠龍記」に繋がる人物が登場している。

郭靖の次女の娘郭襄、張君宝、少林寺の僧覚遠。九陽真経をめぐる物語。

これはすでに読み終えているから、次はまた別の作品を借りようかと思う。

予報では平年並みで、最高気温は10度くらいで、晴天。

間違ってはなかったが、夕方、青空なのに、小雨が降る。


仕事帰り、岐阜駅にある市立図書館分館へ。明日からまた一週間ほどは、駐車場が使えないので、今日いった。

読み終えた三冊を返却し、新たにまた三冊借りた。

今日借りた本


斎藤詠一

「クメールの瞳」

講談社、2021


周木律

「死者の雨

モヘンジョダロの墓標」

新潮社、2018


ピップ・ウィリアムズ

「小さなことばたちの辞書」

小学館、202210


最後のは先日読めないまま返した本。

再度挑戦。