ある日、ひょっこり現れた柴犬。赤いベルトには、マジックと書いてあり、名前らしい。しつけはされているようで、排泄するときには、ちゃんと場所を選んで済ます。むやみに吠えないし、噛んだりもしない。臭いもしない。
飼い主がいるはずと思い、一時的に預かることになった人々。一緒に散歩をしたり、食事を与えたりするうちに、次第に情がわく。犬がいるだけで、見知らぬ人とも話をするようになり、孤独な生活が一変する。
そんな人々を描いたハートウォーミングな話。
認知症気味で、近所にすむ息子の家族とも疎遠だった、一人暮らしの老人は、マジックのお陰で、近所の人とも親しくなり、孫娘ともマジックを介して親しくなり、息子夫婦とも話せるようになる。
中古で買った三味線をギターに変えて、昔の洋楽を夜の商店街で路上演奏する若者は、マジックとの掛け合いが噂を呼び、ネットで拡散して、デビューのきっかけをつかむまでになる。
親の残した理髪店を営みながらも、自堕落でメタボ気味な若者は、マジックの散歩をきっかけに、体力訓練に目覚め、年上のシングルマザーとも知り合い、新たな未来が見えてくる。
迷犬マジックは奇跡を起こす名犬なのかな?