東京都台東区にある下町情緒が残る谷根千、谷中・根津・千駄木地区。その裏通りの一角にある開運雑貨の店主竹田津と、彼の幼馴染みの鰯専門の居酒屋店主岩篠なめ郎の妹で、女子大生のつみれが、探偵役を勤めるコージーミステリー。

町で起きた怪事件に暴走する迷推理のつみれと、ゆるすぎる名探偵竹田津が挑む四つの事件。

つみれの友人がふんずけてしまった男子の靴、なぜか石のような感覚だった。何で?その背景には殺人事件が潜んでいた。

つみれの友人の祖母の家で起きた逆しま事件。犯人の狙いは何だったのか?

つみれが偶然見つけた風呂場の溺死事件。事故か?殺人か?

つみれの友人のアパートに忍び込み、窓から逃げ出した男の行方は?

馬鹿馬鹿しい二人の掛け合いと、つみれの暴走、竹田津の風采に似合わない見事な推理力。

楽しく読めるミステリー

前から気になっていたこれをようやく読了。予想通り、ハートウォーミングで、いい作品だった。

都内のとある町の小学校に併設されているコミュニティハウス。地域住民のために、いろんな講習会が開かれている。さらにこじんまりとしているものの図書室まであり、専任の司書までいて、借りる本の相談も受け付けている。

そんな図書室に訪れた悩める人々が、司書が勧めた本をきっかけにして、人生や仕事の悩みから解放されていく様をえがいた作品。

登場する人物は五人。

スーパーの婦人服売り場で働く21歳の女性朋香。

家具メイカーで経理をする35歳の諒。

元雑誌編集者で、出産後は、資料部へ異動した40歳の夏美。

デザインの専門学校を出て、就職したものの、人間関係に悩み退職し、今はニートの30歳の浩弥。

菓子メーカーの営業職を定年退職した65歳の正雄。

図書室の司書は、一見大きなシロクマだが、声は優しく、名前はかわいい小町さゆり。いつもフェルトの固まりに針をブスブスさして、小物のアクセサリーを作っていて、おすすめの本の付録として、それをくれる。

彼女の元に訪れたものは、その外見に驚き、帰ろうとするものの、彼女の、お探しものは?という言葉でふりかえる。

探し物の本も教えてくれるが、それとともに、全く関係がないと思われる本を紹介してくれ、それを読むことで、日頃の自分を見つめ直すきっかけになり、また、違った視覚で、自分の悩みを見つめ直すことで、新たな見方や考え方に気づく。それが悩みからの解放や、新たな生き甲斐を見つけることになる。

五人の話が五章で語られるが、同じ図書室を媒介していることで、章が変わってもお馴染みの人物が登場したりして、なかなか興味深い。

連作短編集のような構成になっているのかな。

昨日、5月11日の昼前に、リハビリ病院から退院した。

脳梗塞などを患ったものは、回復しても、車の運転は警察の審査を受けて、許可されてからしか運転を再開しない方がいいらしい。

法的にすぐに罪には問われないものの、事故などおかすと厳罰されたり、保険関係で問題があるらしい。病院でも勧められた。

昨日電話予約を入れて、来週の火曜昼過ぎに、面接の予約をした。

係員と面接して、病気の様子や回復状態を話して、うまくすれば、そのまま運転再開許可が得られ、検査を必要だとされたら、診断を受けることになるらしい。


というわけで、退院したものの、火曜まではぶらぶらすることになる。車の運転を控えるとしたら、自宅でおとなしくしている他ないから、本でも読んで過ごすか。車の運転ができないと、通勤できないから、職場復帰もできない。そのために、リハビリ入院をしたんだから。

月末近くには、誕生日となるが、それまでに、もとの生活に戻れたらいいのだが。