警視庁文書捜査官シリーズ。

捜査一課管理官から機密命令が、文書解読班主任の鳴海理沙に下る。

ある殺人事件の関係者と思われる男を捜索し、彼が所持する文書を手に入れろと。しかし、殺人事件についても、男に関しても詳しいことは何も教えてくれない。

文書解読班の存在をあまり認めていない上司からの命令に、失敗すれば、班の存続がかかると心配になる。上司の財津課長は九州に出張で、頼れない。

わずかな手がかりから鳴海ら三人は懸命に捜査する。その過程で第二の遺体を発見。連続殺人事件と思われるが、第一の殺人事件のことも彼らには知らされないまま。

果たして、鳴海らは無事に解決することができるのか?

財津課長が新設した文書解読班には、庇護してくれる上層部の上司もいないなか、彼らの奮闘やいかに?

年末から正月にかけて読んでいたこれを、今読了。

調べてみたら、一昨年の十一月に、読了していて、読んでいて、覚えてる箇所も多いが、忘れてる箇所も結構あったが、やはりいいね。楽しめた。

難を言えば、ヒーローの情けなさかな。特に女性に対する優柔不断さ。四人の美少女に好かれながら、ただ一人に絞り込めなくて、最後までだらしないところ。

元末の中国を舞台にした物語。

伝説となっている二振りの宝刀、倚天剣屠龍剣をめぐる武林の争奪戦と、明教という宗教団体との対立と、元朝への反乱を描いたもの。

その明教出身の朱元璋により、明朝が始まるも、皇帝となった朱は明教を弾圧した。政権に興味がない主人公張無忌は、多分美少女らに翻弄されながら余生を過ごしたのだろう。

警視庁殺人分析班シリーズ第十二作。

警視庁に来て二年の巡査長、如月塔子が主人公。背が低く、童顔のため学生にも見られてしまい、格別目立つ存在ではないものの、刑事として邁進し、少しづつ成長してきた。

相棒は彼女の指導係でもある警部補、鷹野。塔子の閃きと、鷹野の推理力と分析力により、数々の難事件を解決してきている。

シリーズでは、捜査の途中で事件の分析をするグループだけの秘密会議が挟まれて、捜査の進展や見込みについて分析する。

今回は解体予定のビルで見つかった変死体が発端。四階から螺旋階段を墜落して骨折により死亡した遺体。左目がえぐりとられていて、なぜか上半身だけがはだかにされていた。

何のための遺体損壊か?

にたような殺害方法、遺体状況が、十年前の未解決事件にあることがわかり、関連性も焦点となる。

膠着状態のまま、第二の殺人が。連続殺人事件か?

十年前の事件を担当した定年間際の所轄刑事の藤村も捜査本部に参加する。彼はかつて刑事になったばかりの塔子に捜査のいろはを教えた先輩でもあった。

結果は予想外の展開もあり、なかなかよかった。