図書館へ。先週借りた四冊は読了したので。

新たに、五冊借りた。

今日借りた本


宮部みゆき

「ぼんぼん彩句」

角川書店、202304


宇野碧

「キッチン・セラピー」

講談社、202307


天野節子

「容疑者は何も知らない」

幻冬社文庫、2022


今野敏

「パラソル

警視庁捜査一課・碓氷弘一3」

中公文庫、2006-2019


「マインド

警視庁捜査一課・碓氷弘一6」

中公文庫、2018


ようやく読了したが、なんとも言えないミステリー。

タイムカプセルならぬポストカプセル。十五年前に出された手紙が突然届いたら、人はどんな反応を示すか?

懐かしい人からの便りなら、普通は心暖まるものなんだが。

ここに出てくる手紙は、ストーカーからの脅迫状、プロポーズ、自殺者の遺言状、家出した娘からの祖母宛の手紙、バワハラで退職した男からかつての上司への脅迫状などなど。

手紙が届いてからの関係者たちの行動ややり取りを読んでいて、読むのがいやになり、中断しかけたものの、どうにか読了。

折原さんらしく、仕掛けがある構成になっていて、最後にはすべての手紙に関連があることが明かになり、伏線が見事に解消されていて、見事ではあるが。

でも、やはり楽しくはないな。

サブタイトルが、昭和36年のミステリ。

NHK勤務後、テレビアニメの脚本家を経て、ミステリー作家となった著者。

戦前の名古屋を舞台にした「深夜の博覧会」昭和12年、戦後の「たかが殺人じゃないか」昭和24年に続く昭和ミステリシリーズ第三作の本書。

舞台はNHKのテレビドラマの創早期。

プロデューサーになった大杉の計らいで、ミュージカル風のミステリドラマの脚本を頼まれた駆け出しミステリ作家、風早。苦労して脚本を完成させ、なんとか俳優も揃えて、本番を迎えた当日。フィナーレ直前に、主演女優が刺殺される事件が起こる。スタッフの機転で、生放送のドラマは無事に放映できたが。

俳優とスタッフたちが閉じ込められた密室状態のスタジオ。互いの目があり、誰が犯人かわからない。

そんな不可能犯罪の謎解きをするのは、シリーズ前作にも登場した風早と美術課社員の那珂。

未だ生放送で番組を作っていた当時の様子を生々しく描いていて、興味深い。

犯人も予想外の人物で、ミステリとしてもよかった。

一昨年に既読していたが、あまり覚えてなくて、楽しめた。