警察小説のシリーズをいくつも書いている著者の初めての女性刑事が主人公の作品とか。

大物司会者の息子が殺人を犯したと地元警察署に出頭。練馬中央書の捜査本部にいた警視庁刑事の柿谷晶は、相棒の井端と共に六本木署に向かい、取り調べをする。犯行は素直に認めたものの、動機についてだけはかたくなに黙秘する。大学生の頃にはモデルや俳優もしていた息子。結婚前の母親、妹も新進のモデルという芸能人一家。

犯人がわかり、捜査本部は裏付け捜査だけと楽になったが、世間では騒がしくなる。特にネット上では非難の声がやかましい。

被疑者が明かさない動機を調べるために、一家に密着する晶。彼女自身も過去に殺人者の兄を持ち、経験あるネットでの非難。

なぜか上司から加害者一家を支援するように言われ、被害者支援課と共に働く晶。父親はテレビ局の仕事をやめ、家族はマスコミから逃れ、隠れる。

自宅を放火されたり、さらには妹が自殺することに。その原因を探り始めた晶は、彼女にストーカーがいて悩んでいたことを知る。そのストーカーを追い続けた晶は、逆に捕まるも、井端の助けで、助かり、ストーカーを逮捕する。調べてみると、アナウンサー一家の騒ぎを引き起こした大本はストーカーだとわかる。

無事事件を解決した晶には、近い将来できる犯罪関係者、加害者被害者家族の支援を行う部署への異動がまっているらしい。

昨日の小雨は朝にはやんでいたが、どんよりとした曇り空だったが、やがて晴れて、暑くなる。最高気温は27度と、夏日を越えていた。

昨日は午後に、妻と二人で、大垣の息子宅へ。半年ぶりに、孫娘に会う。こいつらは誰だ?というような目付きではじめは見ていて、だっこしても、すぐにむずがる。

十月生まれだから、七ヶ月になるのか。

まだ歩けないし、これといってなにも言わないが、泣かないで、大きな瞳で見つめられるのは、悪くはないかな。

一時間足らずしかいなかったが、次はいつになるかな?


仕事帰り、市立図書館分館へ。

土日に読み終えた三冊と、読む気になれなくて、読まずに返すことにした二冊の、五冊を返却。

新たにまた、五冊を借りた。

今日借りた本


榎田ユウリ

「猫とメガネ  蔦屋敷の不可解な遺言」

文春文庫、2022


額賀澪

「青春をクビになって」

文藝春秋、202309


安藤祐介

「就活ザムライの大誤算」

光文社、2021


阿津川辰海

「午後のチャイムが鳴るまでは」

実業之日本社、202309


西村健

「目撃」

講談社、2019



主人公たちが小学六年生だということで、軽いミステリーかと思っていたが、読んでみると、オカルトと本格推理が結合したまともなミステリーだった。

夏休みが終わり、二学期が始まり、新しいクラスの係を決めるとき、ユースケは掲示係に立候補する。掲示係は毎月壁新聞を作り、張り出すことになっている。オカルト好きな彼は、その記事を壁新聞にしたいと思っていた。立候補者はあまりないと思っていたのに、なんとクラス委員長になるはずの優等生のサツキが立候補してきた。

ユースケのおもわくに気づいていた彼女は、オカルトは信じないが、この町の七不思議を調べて、記事にしたいという。ユースケはオカルト信奉者として調べ、さつきは現実主義者として調べて、第三の掲示係になった転校生のナミが、判定をして、その結果を壁新聞にする。

ナミには年上の従姉マリ姉がいたが、昨年町の祭りを行う広場で、刺殺体で見つかり、いまだに犯人は見つかっていない 。そのマリ姉のパソコンに残されていた七不思議の怪談話。それは普通の怪談話と少し違っていた。マリ姉の残した文章を解読し、現地を探り当てて、現場検証をして、その怪談の意味推理する。

そんな推理ゲームを始めた三人。

やがて、古くは炭鉱の町として栄えたものの、今や寂れた町の神様や言い伝えなどを通して、この地に残る得体の知れね怪異、神様が浮上してくる。三人はその神様を信奉する謎の団体があり、その力は町の有力者にまで及ぶことに気づき、命がけで対抗する決意をするものの、実は…。

なかなか面白かった。最後には合理的な犯人が登場するかと思っていたら、ちゃんと怪異は怪異として表現されていた。