明日公開が終わってしまうということで仕事終わりで頑張って見てきた
エウレカセブン・ハイレボリューション最終章
「EUREKA」
ハチャメチャに評価が悪かったのできっとそんなに面白くはなかったのだろう…。
色々考えすぎて進化できず設定が溜まりすぎてしまったのではなかろうか…?
ハイエボリューションならぬメタボリューション…。
公開遅らせてコレかよって感がすごい。
しかも前作「ANEMONE」から3年近く空いてしまっているわけだから全然話が分からんのよね。
シン・エヴァの時ですら「これまでのエヴンゲリオン」として
大まかなあらすじなぞってくれてたのにそれもない不親切さ。
(エヴァは8年空いてたのもあるけど)
何となく見て感じたのはTVシリーズからハイエボリューション①までは
主人公「レントン少年の成長譚」っぽい感じで描かれていたものが
ヒロインの「エウレカの成長&戦い」シフトしていっている。
見ていて何となく分かったのはハイエボリューション①の方はTVシリーズの総集編っぽいように見えつつも「別次元に飛ばされてしまったレントンの思い出」をなぞっているのだと思う。
(結果としてそうなった感があるけど…)
そして次のハイエボリューション②ANEMONEでは色々と諦めてしまったエウレカをもうひとりのヒロインアネモネが救うという話。
映画全体の流れが少年目線から段々と少女目線に変わっているんだな。
そうなるのはとてもいいのだけども専門用語多すぎてイマイチ内容は入ってこない←コレが一番の問題
過去作のTVシリーズのキャラや漫画版のキャラ入れてきたりして
「様々な世界のエウレカセブンを取り入れた作品」ということも分かったのだが…。
分かりにくすぎる。
専門用語多くても良しとするエヴァの真似しなくていいから…
エヴァのように全員が設定に付いてきてくれるとでも思ったのだろうか?
しかも重要キャラ演じている方の二人がお亡くなりになっているため全然違うキャラにしか見えてこねぇわ(ご冥福をお祈りします)
もしかしたら声優陣も亡くなった方々多いし脚本の大幅な変更あったのかな???
結果として
「愛する二人は最終的に出会えました。めでたしめでたし!」
ってなるのは誰しも望む事だしハッピーエンド推しではあるけども最後の畳み掛けがものすごく雑に感じる。
「助けて!」って一言で全ての精算される(爆)
「奇跡」という言葉をひぐらし業・卒くらい安く使用しすぎである。
その割には「全く死ぬ必要のない」キャラが自ら死にに行くという描写がある。
さらに畳み掛けるように説明不足のままレントンが何故かエウレカの前に現れて幸せな出合い&キスして終わるw
一つ良かった点を上げるならばTV版では亡くなっていたレントンの義理の両親になってくれたレイ・チャールズ夫婦が生きていた事かな?
主人公とヒロインが救われてるから良しってか???
ここまでストーリーの変更をしたならば他のキャラ掘り下げられただろうという思いしか出てこない…。
ほとんど必要性を感じなかった新キャラのアイリスに雑に扱われた前作主人公のアネモネ。
やっぱストーリーがメタボってるよ…。
てか考えてみたけど単純な話で
TVシリーズだけで終わらせておけば良かった話じゃねぇのか?
これではただの改悪にしかなってないな。
去年見ていたら間違いなく個人的ワースト1位…。
好きな人には申し訳ない。
でもTVシリーズを全て購入して見直すくらい好きだったファンとして言わせてもらう。
俺には全然ハマりませんでした(涙)
是非ハイエボリューション「2.5」としてエウレカの下に向かうレントンの話を作って欲しい…。