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1月10日付の朝日新聞から

サッカー日本代表の岡田監督と舞台演出家の野田秀樹の対談がなかなか興味深かった。




岡田武史 「けいこをみておもしろかったのは、演出家が細かい指示ではなくて「こういう感じで」とイメージを伝

       えると、役者なりに考えて演技を変えていく部分です。」


野田秀樹 「それができる役者さんでないとダメです。演出家は言葉しか与えられないから、言葉をもらった

      役がどれだけの想像を加えてやっていけるか。」


岡田武史 「最近、言葉はものすごく大切で、ものすごい力があると感じています。私なんて何ができるかといっ    

       たら口だけなんですよ。映像とかも色々使うけど言葉の使い方は本当に大事だなと。

       野田さんのけいこを見ていても、役者に問いかけるけど、細かく「こうしろ」とはなかなか言わない」


野田秀樹 「演出家が「こう歩け」なんていうときは役者を見限り、低くみている時。そういうやりとりは幼稚で、

       役者を信頼していない作業になってしまう。」


これは子育てにも相通ずるところがあります。(演出家  役者子供 に置き換えてください)

細かく「あ~しなさい、こ~しなさい」じゃなくて子供が自分で考えるようにすること。

そして自分なりに工夫をしていくようにしないと子供にとっては不幸なわけですネ。



と、ここまで書いてもう一つ気づいたことがあります。


ひょっとこれは住宅設計にも通ずるのでは・・・ (演出家クライアント 役者設計者 に置き換えると)

少し違ったニュアンスではありますが役者(設計者)がいかに演出家(クライアント)の意図をくみ取って役造りを構築するかが問われるわけです。


いろんな方に「予想を上手に裏切ってね」とか「当初のイメージよりも面白いもんが出来たわ」とか言われることがありましたが、おそらくこういうことだったのでしょう。


よ~し! 


いままで「アマノジャク」とか「カワッタヤツ」とかいろいろいわれておりますが、ますます自信を持って尚且つもう少しだけ(?)謙虚に取り組んでいこう、と決意をあらわにできた対談でありました。