手のひらの芸術品 | 七田厚ブログ

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社長としての目線だけでなく、一人の父として、自身の子育てについても語っていこうと思っています。
~株式会社しちだ・教育研究所 代表取締役社長 七田厚のブログです~

暑かった今年の夏もあと1週間、間もなく芸術の秋がやってきます!

 

皆さんは、「根付(ねつけ)」をご存じでしょうか。

 

根付とは、江戸時代、巾着・印籠・煙草入れなどを帯に挟んで下げる際に滑り止めに使った男性用のアクセサリーです。

 

手のひらに収まるほどのサイズですが、細かな彫刻が施されていて、芸術品としての価値が非常に高いものです。

 

全国に優れた根付師がいるなかで、石見(いわみ)にも、江津市を中心に、富春〔清水巌〕を筆頭に何人もの有名な根付師が存在し、多くの名品が生み出されました。

 

 

教育研究家の父・七田眞は、世界的に注目される、その「石見根付」の研究を行う第一人者として、実はその世界で名を知られていました。

 

父が半生をかけて蒐集した石見根付は、亡くなった2009年に江津市に寄贈しています。

 

以来、「七田眞コレクション」として、益田市の石見美術館で毎年、展覧会が行われてきましたが、

 

このたび初めて、その根付の生み出された江津市にある今井美術館で展覧会が行われることになりました!

 

 

父の没後、それらの根付は鑑定に出され、驚くことに、1点100万円以上の値がつけられたものが何点もありました。

 

石見根付は世界的にも高く評価されていて、大英博物館やヴィクトリア&アルバート博物館などにも収蔵されています。

 

250年ほど前に作られた小さな芸術品を観に、是非、今井美術館にいらしてください!

 

会期は9月2日(土)~10月1日(日)、10時~16時開館です。

 

本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。