側近として、長年、松下幸之助さんと過ごされていた江口克彦先生の勉強会、3回目でした。
幸之助さん、見た目はやわらかな感じなのですが、
実は、めちゃめちゃ気が強い、芯が強い、
いったんこうと決めたら、自分が納得しない限り、絶対変えない方だったそうです。
経営も、人生も、壁の連続・落とし穴の連続、
順風満帆なことはあり得ないけれど、
人間いくらでも知恵を出し、壁を乗り越え、落とし穴から脱出する工夫をすることができる。
どうしても、この家の2階に上がりたいという「熱意」があれば、
そこに、階段とか梯子(=打開策)をつけようとするものだと、おっしゃっていたそうです。
そして、Backcasting思考…「目標」から「現在」を考えることを思い出させていただきました。
今年で経営歴35年目なのですが、父のおかげで、
最初の10年は、売り上げを1億台から10億にする、自社ビルを建てるといった目標にチャレンジし、達成することができました。
その12年後に父が他界し、そこからまた、12年経ったのですが、
私はあと何年、仕事ができるのだろう?と考えました。
後期高齢になる前に(経営からは)退くと考えているので、74-59=15、あと15年です。
最後の15年で何を成し遂げるのか、しっかり目標を定め、社員と共有しようと思います。
幸之助さんは、一世代を25年と考え、十代先まで、つまり250年先の未来の理想像を掲げ、社員と共有されていたのだそうです。
人間、一人ですることは、たかが知れています。
皆と共有してこそ、大きなことを成し得るのです。
あと15年を有意義に過ごしたいと思います。
(高松・屋島で開運のカワラケ投げをしました)
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。