十把一絡げ | 七田厚ブログ

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社長としての目線だけでなく、一人の父として、自身の子育てについても語っていこうと思っています。
~株式会社しちだ・教育研究所 代表取締役社長 七田厚のブログです~

小学生のお子さんが、「ねぇねぇ、お母さ~ん、〇〇買ってよ~!みんな、持っているんだよ。僕も欲しいよ~!」っておねだりすることがあります。

 

そこで、お母さんが「みんなって言うけど、誰が持っているのか教えて」と言うと、

 

「〇✕くんでしょ、それから〇△くんでしょ…」と、2~3人しか名前が出てこない…。

 

統計学的に、標本調査をして、その結果から母集団の性質を推定するという方法はありますが、

 

「みんな」というのは言い過ぎ、希望的観測に過ぎません。

 

「社長、みんなそう思っています」と誰かに言われたら、「みんな、ではないよね」と思います。

 

皆さんは、「十把一絡げ(じっぱひとからげ)」という言葉をご存知でしょうか。

 

「さまざまなものを一緒くたに扱って同一視する」という意味ですが、

 

「(まったく)最近の若者は…」とか、「昭和のおじさんは…」とか、一まとめに評価されると、

 

「確かにそういう人もいるだろうけど、私は違う。一緒にしないで!」って思いますよね。

 

「日本人は…」「アメリカ人は…」とか、「男は…」「女は…」という言葉を聞くことがありますが、

 

どうして、そんな億単位もの人たちを、十把一絡げに同一視するのか不思議です?!

 

島倉千代子さんは、「男もいろいろ 女だっていろいろ…」と、いつも歌っていらっしゃいました。

 

金子みすゞさんは、「私と小鳥と鈴と」という詩の中で、「みんなちがって、みんないい」というフレーズを残しました。

 

人間は(動物も)一人ひとり、個性があって、唯一無二の存在です。

 

 

本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。