第21回となる房仙会書展、私は当初、「温故知新」と書くつもりでしたが、思いもかけぬコロナ騒動の勃発!
昨夏、銀座の鳩居堂画廊で行われるはずだった書展は、今年3月に延期されました。
西は米子(鳥取)から東は米沢(山形)まで、毎月、師匠が全国に出向いて行われていた稽古は、師匠のお膝元、三島(静岡)からのZoom稽古となり、
その様子がNHK BSの4Kのとってもクリアな画質の番組で全国放送され、
コロナがいったん収まってからは、東京校の稽古場が池袋から銀座になり、10月・11月と、久しぶりにリアル稽古が行われたのですが、今はまたZoom。
地方はずっとZoomのままなのですが、その間、弟子は一人残らず、目覚ましい成長・進化を遂げたのです!
Why?
それは、Zoomだと、リアルより手元がよく見えるからです!
師匠がお手本を書かれるのがよく見えるだけでなく、まだまだな恥ずかしい字を、多くの人に見られたことが、成長できた理由かも知れません。
私は、今回、「温故知新」ではなく、「探驪得珠」と書くことにし、お手本を11月にいただきました。
筆も、普段お稽古で使っている筆とは違う、穂先の長い、柔らかな筆で書くことに…。
ふにゃふにゃして、思い通りに動いてくれないその筆で、半切用紙に年越しで練習を重ねてきました。
と言っても数十枚程度ですが、中には、200枚・300枚と書いた人もいます!
今回の書展のタイトルは [全員、主役] です。
一人ひとりが自宅にこもり、Zoomで師匠に教わりながら、励まされながら、それぞれ、自分の作品に魂を込めました。
3月2日~7日、師匠と65名の弟子の作品を、銀座・鳩居堂画廊に展示いたしますので、是非、見に来てください!(週末は私もいます。)
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。