英語の力が急に伸びた!(前編) | 七田厚ブログ

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社長としての目線だけでなく、一人の父として、自身の子育てについても語っていこうと思っています。
~株式会社しちだ・教育研究所 代表取締役社長 七田厚のブログです~

1/1416にご紹介した、昭和38年に父が発行した新聞には、実はまだ続きがあります♪

 

――米軍犯罪捜査本部の通訳を辞めて、しばらく遊んでいたある日のこと、汽車の中で偶然、高校の頃の担任の先生にお会いしました。

 

「やあ、どうしているかね」と先生が問われるので、「しばらく遊んでいます」と私(20代の七田眞)が答えますと、「それではちょっと頼みがある」というお話です。

 

先生の義弟が高校2年生で、学校の成績はおおむね良いのですが、英語の成績だけ3なので、少し苦にしているということでした。

 

「ついては、夏休みがもうすぐだが、この夏休みの間、義弟に英語を教えに泊まり込みで来てもらえまいか」と頼まれたので、私は承知して夏休みになると松江まで出かけました。

 

私達は、朝は8時から11時まで、夕方は5時から78時頃までと、日中の涼しい時間を選んで勉強しました。

 

「解釈」、「文法」、「作文」、「読みもの」と、テキストも4通り使って、毎日休みなしです。

 

でも、その間の時間には、一緒にボート漕ぎに行ったり、映画を見に行ったり、城山に散歩に行ったりしました。

 

こうして一か月、毎日56時間みっちり勉強して、「もう大丈夫!勉強の仕方を覚えたはずだから、あとは一人で勉強を続けるように」と伝えて、いとまを告げました。

 

それから12か月経ったある日、先生から便りがありました。

 

「義弟の英語の力が急に進んで、先日あった校内摸擬試験で、義弟は英語ではなんと3番という成績をおさめました。

 

貴君は一体どのような教え方をしたのでしょう。たった1か月の勉強で、これほど力がつくとは夢にも思いませんでした……」(つづく)

 

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