僕の中のアイマスは死んだ。 | アラサー、サッカー、オタク。

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どうか皆さん、温かい目でご覧下さい。

いろんな事が頭では理解できても、心では納得できなくて、もどかしかったので
ブログにまとめてみます。

アイドルマスター、いわゆるアイマスは魅力的なコンテンツです。
それは自分が実体験として言い切れるところです。

でも、今日、ライブに参加しなくてよかった、と思ってしまった時点で、
僕の中でアイマスは死んでしまったんだと認識しました。

少し自分の過去を振り返りながら、感情的になっている自分の今のアイマスに
対する考えを整理していきます。

まず、そもそも。
僕はアイマス、正確にはアイマスのアニメで「誰かを応援すること、誰かから
支えられることの美しさ」を知りました。
当時の自分の人恋しさもあり、誰かを思い、思われる関係はとても魅力的でした。

当時、アイマスというコンテンツが大きくなっていた時期でもあり、
シンデレラガールズ、いわゆるデレマスも一時期はまっていたりも
しました。

そこで感じたのはアイマスのファンたち、いわゆるプロデューサーの方々は
年齢層が比較的高く、お金を使うことで自分たちの好きなコンテンツが大きくなる、
成長させられる、というのを痛いほど知っている、という事でした。
惜しみなく自分の好きなものにお金を費やすその姿に、どこか違和感を感じた
のが始めの分岐点だったのかもしれません。

また、アイマスでオタクに目覚めた私が、その後に好きになった声優さんと
アイマスの初期のメンバーたちが重なった部分があったところが、アイマスを
好きになった理由だったんだと思います。
アニマスで描かれたキャラクターたちと同様に、演じた声優さんたちも同じ
ような苦労をされたんだという事が、人づてにも、様々なメディアを通して
自分が聞いても痛いほどわかりました。
苦しい中で、もがきながら、少し前に進む作中のアイドルたちと同じような
経験を重ねた声優さんたちの言葉、歌、パフォーマンスがとても魅力的に
映った記憶があります。

しかし、僕にとって、アイマス、とはアニメで描かれた世界、そこで終わって
しまっていたのかもしれません。

思えば、初めて参加した8thのライブにて、当時のデレマスの声優さんたちが
ステージに立つ姿に、どこか釈然としない気持ちがあったところから、
心がアイマスから離れていたのかも。

そこから、ソーシャルゲームの筆頭として大きくなったアイマス、という
コンテンツは、僕の身に余るものになっていました。

もちろん全ての側面ではないにしろ、惜しまずにコンテンツへ愛情を注ぎ、
愛情と同じだけお金を惜しまないプロデューサーたちの存在は、僕にとっては
線を引きたくなってしまうような存在になってしまったと感じました。

その理由は、大きくなったアイマスというコンテンツから、依然のような
苦しさを自分が感じる機会が失われたからだと思っています。

新人声優さんたちが奮闘する姿がそれにあたる、そう言われればそうなのかも
しれません。
ただ大きくなったコンテンツの上で、たとえるなら綺麗に整えられた舞台が
既に用意されている環境の中で、奮闘するようにしか、僕の狭まった視野には
映らないのが現実です。

同じ大きなアニメコンテンツになった、ラブライブ!にも同じ事が言えます。
キャラクターと同じように下積みを重ねたからこそ、あの9人が、アイマスの
13人と同じように輝いてみえるのだと思います。

これは聞いた話なので、真実ではない可能性はあるのですが、今日、ミリオン
ガールズに出演しているとある声優さんがこう言ったと聞きました。

「私たちをまたここに連れてきてください」

と。

きっと優しいプロデューサーの方々は嬉々として連れていってあげるのでしょう。

でも、僕の考えは違っていて、先輩たちは地道な努力をして、ここまできた。
プロデューサーの方々に連れて来てもらった側面はあれど、連れて来てもらえる
だけの何かを見せてきたからこそ、の西武ドームだったのではないでしょうか。

全てを吐き出すと黒過ぎるし、語りつくせないのでここまでにしますが、
大きくなったアイマスを嬉しく思う自分はどこにもいません。


僕は懐古厨で、面倒なオタクなんだなぁと再認識しています。

アイマスのおかげでいろいろな事は学べた気がしていますが、それはもう
ここまでにしようと、楽しそうなライブの感想を見れば見るほど、冷めて
いく自分の心を感じて決心しました。

アイマス最高!

と心から言える瞬間はとても短かったですが、少しでも思えた事で
自分にいろいろな気付きをくれたコンテンツでした。

ありがとう、アイマス。

さようなら、アイマス。

これからも温かいプロデューサーの方々に囲まれて、大きなコンテンツに
育ってください。