イベント 千菅春香 アクエリオン10周年イベント 合体祭 | アラサー、サッカー、オタク。

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これまで参加してきたアニメイベントで、何か物足りなかったものを、濃密度に与えてくれたイベントになりました。

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先日、オタクではない友人にこう聞かれました。

なんで声優さんを応援しているのか、と。
写真を見たら声優さんはかっこよかったり、可愛かったりする。
でも、お前イコール僕はビジュアルで、応援はしていないという。
じゃあ、その理由はなんだと。

簡潔に言うとお仕事への向き合い方。
少し丁寧に言うと、キャラクターへ命を吹き込むという与えられたお仕事における、姿勢とその過程、その発露であるアニメに元気をもらえているから。

アニメを見る理由はなんだっていい。
ただ、僕の場合、声優さんはいろんな期待を背負いながら、批判に耐え、お仕事を通して感動を与えてくれる、その姿がかっこよく見える人がいる。
そんな人を応援したいと思っています。

振り返って今日のイベント、声優さんが声優さんたる所以に触れる瞬間がほとんどありませんでした。
数の多い出演者へ投げかけられる抽象的な質問。
声優さんが(おそらく)楽しんでいれば、僕らも楽しいという構図。
あえて辛辣な言葉を選ぶなら、声優さんではなくても別にいいような場面が多かった、という事です。

ただ、先述した濃密度の原因はアクエリオンロゴスの監督、佐藤英一さんが島崎信長くんと、千菅春香さんと登場した場面です。

佐藤さんの発言の端々から、今までのアクエリオンとは別の場所ものをつくりつつ、過去作品より良いものを提供したい、という強い意志を感じました。
そこに感化されたのか、続いて千菅さん、島崎くんの両名ともが、それぞれがこの作品で実践している事を熱っぽく語ってくださったのです。

千菅さんは演じる心音の難しさについて聞かれたのですが、人の言動は自分の思考の積み重ねでなりなっていることを、引っ込み思案な心音を演じる事で気づき、演じる上での気づきが多いキャラクターだと語っていました。
何度か千菅さんが演じるキャラクターについて語ってくれる場面がありましたが、僕が想像していたよりもはるか深く、細かいところまで考えて、描かれていないところまで想像しながら演じているのを感じていました。
先行上映でロゴス一話を拝見しましたが、前作のSHIROBAKOでの坂木しずかちゃんとは違った、声優 千菅春香の演技が見られるはずです。

続いて信長くんはどれだけセリフ一つ一つにこだわっているか、セリフをどう解釈して演技をしているかについて、熱っぽく語ってくれました。
ロゴスの中でも経験豊かな声優さんという立ち位置だと思いますし、この日も座長として作品を引っ張る気持ちが伝わる立ち振る舞いが好印象でした。

アニメは芸術で、どれだけ熱を込めて作品を作っても、それが相手に伝わらない事が多々あります。
ロゴス一話を見ながら消化しきれなかった気持ちがたくさんあり、少しもやもやしていたのですが、その後に作り手の気持ちを伺う事で、パッと視界が晴れ、注目すべき点がはっきりしたように思います。

佐藤監督がおっしゃっていたのが、ロゴスは若い声優メンバーのエネルギーで、アクエリオンという歴史のある作品を変えていきたい、また過去作品の声優さんのようにより声優として活躍してほしいとおっしゃっていました。

私は千菅さんを応援しているので、ノット!で自分に近い境遇で、心的に近いつぐみちゃんを演じ、アニメの世界に入ったのは歌で、初めから声優を志していたわけではなかったのに、新人声優をSHIROBAKOのずかちゃんで経験し、確実に声優として成長している千菅さんの声をロゴスの心音ちゃんの演技から感じ取ることができました。

人の成長を感じられる、というのはいつでも、誰にとっても嬉しいものだと思います。
作品を楽しみつつも、そういった感情に満ちた作品に、アクエリオンロゴスがなってくれることを心から期待しています。