日本代表 0 - 0 シンガポール代表
この結果を見て、昨年のワールドカップから、特に10人の相手を崩しきれなかったギリシャ戦と比較して、何も進歩していない、という意見を見ました。
そこで僕が純粋に感じるのは
人はそんなにすぐに変われるのか
という事です。
ましてやサッカーはチームスポーツ。
一人一人の力量がそのままチーム力アップにつながらない事が往々にしてあります。
さらに、変わろうとして招聘したハリルホジッチ監督もまだ就任して日は浅く、選手たちを変える、チームを変えるのにはまだ時間がかかるように思います。
また、本田くんのメディア対応が柔らかくなったり、香川くんのプレーに迷いがあったり、選手も常に変化したり、好不調の波があります。
さらに、宇佐美くん、柴崎くんのようなこれからを担う選手が、予選の厳しさ、簡単ではない事を肌で感じたのは確実に次につながると信じています。
ワールドカップ予選は簡単では無い。
それはどこの強豪国でも同じです。
特に変化を求めている日本は、変わる過程の中での生みの苦しみだと僕は考えています。
確かに結果は残念なものではありますが、負けに等しい引き分けから、選手、監督は多くのものを得たのではないでしょうか。
試合後、ブーイングが起きたと聞きますが、それは選手たちに必要なブーイングでしょう。
もっとやれる、もっとやれ、次までにチカラをもっとつけろ、そんなブーイングだったように思います。
応援する僕らが感じる悔しさより、選手たちが感じる悔しさの方が間違いなく強いはずです。
もっとつよく、たくましく、選手たちが進化してくれる事を心から願っています。