小組織として独立する 売上の見通しを立ててみる | 会計人高野博幸の「想いを言葉に!!」

会計人高野博幸の「想いを言葉に!!」

会計士試験合格後、税理士法人PwC勤務、LEC講師を経て医療特化の公認会計士・税理士事務所を開業した高野博幸のブログ。
「鶏口となるも牛後となるなかれ」をモットーに、夢を与え、ロールモデルとなれるように日々がんばります!

まず、事業の大枠の方向性を自分の価値観などに合わせて考えたら、次は全体感をもう少し深掘りして考えていくといいと思います。

 

そしてその際に、やろうとしている事業モデルと、売上などの収益面は同時に考えてみるといいのではと考えています。

 

まずは売上です。

私としては以前から、大筋としては価格戦略ではなく、比較的顧問料を高めに設定できるような事業モデルが望ましいと記載してきました。


例えば月5万円の顧問料でやる場合、決算料を4ヶ月もらうとすると、年80万になります。

年80万の売上とすると、10件顧問先があれば、年商800万となります。15件あれば、1200万ですね。

 

事業モデルにもよるとは思いますが、自分一人で事業をやったり、自宅を事務所にしたり経費を節約していけば、そこまで多額に経費はかかりません。

そうすると、年80万頂けるお客様があるとすれば、15件のお客様と契約をし、一人でやっていくことで、ある程度の利益は望めるということになります。

 

逆に、単純な比較ですが、低価格でせめて月2万で決算料4ヶ月だとすると、年32万です。

同じ1200万の売上を上げるためには、約38件分の業務を行う必要が生じます。

この場合は、仕事はどんどん取れると思うので、件数の目標達成は早いのですが、業務的にかなり大変な状況になると思います。

 

その上で、月5万の顧問料をもらえるような事業モデルはどのような形か、自分の経験や、出来る業務を踏まえて、実際に自分が業務も行うことをイメージしながら考えていく必要があります。

具体的には一人税理士であり、会計と給与を同時に受ける場合は自分で手を動かして、会計処理と給与計算を行うので現実的に独りでできるのかということですね。

人を雇用するのであれば、利益率は下がるので、どのくらいを目指すかということですね。

(私も直近3年位の事業計画は立てています。)

 

ちなみに、当然ですが月10万、20万ともらえるようなモデルも望ましいと思います。

あとは、その金額がもらえるような事業モデルを考えるということですね。

 

次回はコストについても考えてみましょう。

 

頑張りましょう。

 

高野