奈良景と世界遺産とベルクと |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

 ◆ cinemazoo-ルミ姉とけいこ姉
似てるとよく言われます。
ルミ姉と私。


私に似ているらしいルミ姉は
駅ビル・ルミネのキャラクター。
そのルミネが不当に追い出そうとしていた
ベルクという、新宿の小さなビアカフェのことは、
このブログを読んでくださっている方なら、
ご記憶の方も多いでしょう。
ベルクを応援するブログテーマだってあります。
そのベルクを「追い出し」から守るべく、
同志で立ち上げたブログを作って5年。
やっと、ベルク危機に良風が吹きました。
2年ごとに通知されていた「退店勧告書」が、
今年は届かなかったのです。
くわしくは応援ブログ「LOVE! BERG!」に書きましたので、
「ベルク応援メッセージ」をくださった皆様、
ぜひとも明るい気持になってくださいませ。
ベルクは営業継続できることになりました!
まだ油断は出来ませんが…。

応援ブログ開設当時には一部の人から、
「大企業に歯向かうなんてとんでもない!」
と叱られたり、心配をかけたりしましたが、
続けていると良い風は吹いてくれるんだなぁと実感中です。
改めて「ベルク応援メッセージ」に
コメントをくださった皆様にお礼を。ありがとう!
といってもまだ問題は解決したわけではなく。

「定期借家契約」の悪用がそれなんですが、
もうひとつ、「ベルク危機」の根源には
駅や駅構内などの公共の場の在り方もあります。
駅は誰のものなのでしょう?
このことを含めた「ベルク危機」については、
日を改めてまた書くとして、
駅といえば、奈良でも駅の問題があります。

 ◆ cinemazoo-行基さん
近鉄奈良駅前の小さな広場に、
ヘンテコなガラスの大屋根を造る計画が、
充分な議論もなく進んでいる件。
当然ながら建設費用は税金です。
この工事は正倉院展が終わった頃から、
粛々と進められることになっているとか。
そんな殺生な、もちろんキーッとなっています。
なんとか風穴をと、彼方此方にモーションかけておりまする。

一番許せないのは
周知活動なんですよね。
未だに工事があることを知らない人、多いんですわ。

この一件もそう。
知らない間に工事が始まってた。

平城宮跡です。
 ◆ cinemazoo-朱雀門
国交省が密か整備に着工していた事実が最近、
明らかになり驚いたのなんの。
密やか感はまったく否めませんな。


工事は現在広い草原となっている土地を、
茶土とセメントで固めるというものです。
記者発表は9月20日、新聞メディアでの第一報は9月24日、
工事着工が25日と民に説明がないままの性急な着工。
予算。盛り土だけで1億1千万円、舗装に1~2億円、
大極殿の北西に作る2つの調整池造成に1億円弱。
もちろん私らの国税が充当します。血税ですよ、血税。
こんな整備、ただちに必要でしょうか。

 ◆ cinemazoo-車窓からの平城宮跡
ここは自然のままがいいんですよ。
整備が着々と進んでいるということですが、
泣き寝入りは悔しい。
というわけで緊急に署名活動が始まっています。

●世界遺産 平城宮跡〈埋立て・舗装工事〉の即時中止を!
平城宮跡を守る会

こちら↑から署名用紙をダウンロードしていただけます。
詳しい説明もありますので何が起こっているのか、
ぜひ熟読くださいませ。

1万名の署名があれば、
始まった工事にストップかけられる可能性があるとのこと。
集まった署名は10月中頃に国交省・文化庁へ提出予定。
これは奈良県だけのローカル問題じゃないですし、
(なんせ国税) 賛同いただける方は、
遠方の方も郵送にてご協力くださいませ。
私も署名用紙をいつも持ち歩いておりますよ。

ただ、平城宮跡が世界遺産に指定されていて、
整備されると指定から外されるかもしれない、それでは恥ずかしい、
この感覚は私の中にはまったくありません。
ユネスコも世界遺産も、制度そのものに疑問を持っていますし、
「ベルク危機」の定期借家契約にしろ、
近鉄奈良駅前の大屋根にしろ、
平城宮跡の性急な工事着工にしろ、
説明不十分な点がもっとも納得できませぬ。

平城宮跡のような この国の宝物の工事となると、
最低でも工事案が浮上した時点で、
大手メディアがトップニュースで報道するぐらいでなきゃ。
でもまぁ、大手マスコミもそもそも信用していないのですけどね。
だから、口から口へと広がる署名活動には、
コツコツとではありますが協力したい。
工事が始まっているため、急がねばなりませんが。。。


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